ほぼ満員状態に近い終電間際、急行から各駅へ乗り換えようと京王線を降りたところ 原因とか理由はわかりませんが隣の車両から降りてきたおじさんたちが口汚い罵り合いを始め そのうちどちらからともなく小突き合いの喧嘩に 駅員さんが駆けつけるも、乗り換えのために降りた人が多くホームには大勢の人が その中には時間帯的に酔っ払いも結構いて「こっちが先に手を出していた」とか「いいや、あっちだ」とか 野次馬達が参戦してくる始末 「警察呼べ!」「裁判だ!」と悪化していく事態 残りの、ただホームで各駅を待っているだけの大半の人が「あ〜あ、どうすんだこれ…」と思っている空気の中 虎視眈々と出番を待っている酔っ払いがひとり
そう、俺です 待っていた各駅の到着アナウンスが流れる瞬間を見計らいベンチからすっと立ち戦場へ 「えー、また新しいヤツ出てきたー…」みたいな空気を引き裂き 当事者、駅員、野次馬に一言 「とりあえずここエスカレーターの前だから電車来る前に空けません?すっごい人降りてきますよ?」 (あ、ふた言だった) 当事者、駅員、野次馬全員が憑き物が落ちたように「あっ」 全員自分の正義を主張してたんだから「反論しようのない正論」言われちゃうと抵抗できないんでしょうね そこへ到着する各駅 蜘蛛の子を散らすように解散する酔っ払いと駅員さん 遠くから見ていた人には一瞬で喧嘩を終わらせる魔法の一言を僕が言ったように見えたでしょう 何事も無かったかの様に電車に乗る一同 偽善でもインチキでも喧嘩が終わればいいじゃないか 楽しい深夜のヒーローごっこでした |
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