『信頼』は大切だ。以前もこのメルマガで少し取り上げたが、『信頼』が無ければ経済なんて発展しない。 株式市場も成立しないし、世界的な大企業なんて生まれない。GDPなどの経済指標も、『信頼』しているから意味がある。あれがデタラメだったら害にしかならない。 でも、それほど大切な『信頼』は、実は、現在の世界ではごくごく限られたものだったりする。 この世界で、初めて会った見ず知らずの人を『信頼』できるのは、アングロサクソン(米・英・独など)と、日本人の2つの民族だけ…という内容の本まであったりするのだ。その証拠に、世界的な大企業の大半は、アングロサクソン系民族の国々と、日本から生まれている。 そう、日本人は見知らぬ人でも信頼できる、世界でも極めて珍しい、素晴らしい民族なのだ。しかし、日本人にとってはそれが当たり前のことになり過ぎているために、『信頼』の大切さになかなか気づかない。その他の民族の間では、人を騙したり、騙されるのが当たり前のことになっているのに…。 見知らぬ人を信頼しない民族では、それじゃ社会の発展が進まないから、伝統的に、家族や親戚の間の血縁(中国やイタリア)や、出身地が同じ人々の間の地縁(韓国)をもとに、信頼関係を築いてきた。しかし、血縁や地縁には限度がある。会社なら、そこまで大きな規模にならない。アメリカや日本を真似して、カタチだけ世界的な大企業にしてみたところで、個々人の価値観がアメリカ人や日本人とは違い過ぎるので、いずれメッキが剥がれて会社が破綻するだけだったりする─ |
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