日本にない、この時期、ニューヨークの街角で見かける定番の秋の気配の1つに、「バック・トゥ・スクール」(Back to school)…というキャンペーンがある。 「バック・トゥ・スクール」 つまり、『学校に帰る』という意味。 夏休みが終わりを迎える子ども達や大学生達(あとその親?)に向けられたものだ。 例年8月中旬頃から、ニューヨークでは、文房具屋、本屋、ドラッグストア、衣料品店、靴屋、家電店ほか様々なお店や街角に「バック・トゥ・スクール」と書かれたポスターやディスプレイが登場する。新学期に向けて、学校生活に必要な様々なものが、街中で安売りセールになるのだ。 もちろん、こうしたセール品は、学生じゃない方々でも買える。とてもお得なシーズンなのだ。特に、文房具(=事務用品)などは、この「バック・トゥ・スクール」セールの時に、1年の中で一番安くなる商品も多い。 いろんなものが安くなる。このタイミングで全部買い替えちゃおう! みたいなノリだ。 アメリカの学校制度は日本と違って、9月は単なる「新学期」じゃなくて、「新学年」のスタートになることも、この背景にはあるのかもしれない。 ノートやファイルや筆記用具はもちろん、普段見かけない変わったデザインのポスト・イットとか、セロテープの台とか、学校の個人ロッカー用のカギや(アメリカの学校には個人ロッカーがある)、そのロッカーをお洒落に飾る謎のアイテムなどもいろいろ登場する。学校に持っていくカバン(主にバックパック)も注目の的の1つだ─ |
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