Apple が単に Apple TV のアップデートではなく、実際のテレビを開発している、という情報です。この情報は、去年から私のところにも入って来ており、少なくとも研究開発をしていることだけはほぼ確実だと考えて間違いないと思います。
Apple がテレビを売る場合、 1. コモディティ化が進む市場でどうやって利益率を高く維持するのか 2. 長いライフサイクルにどう対処するのか 3. Apple ストアの在庫をどうするのか 4. ケーブル・テレビの受信はどうするのか(セットトップボックスの接続を前提に設計するのか) の4つの課題に対処しなくてはなりません。
私が Apple 内部の担当者であれば、それぞれの課題に対し、 1. デザイン、内蔵カメラ、サラウンドサウンドで差別化し25%の粗利益率を確保 2. Apple TV を後ろにはめ込む形で作り、そこだけのアップデートを可能にする 3. Apple ストアには在庫を一切置かず、注文を受けてから工場から仕入れて出荷する 4. Apple 自身が ESPN, HBO, MTV などのコンテンツ・プロバイダーと直接契約をして、ケーブル・テレビと同等のサービスを Apple から直接受けられるようにする という形で対処すると思います。Costco や Amazon で安売りされているテレビと戦っても Apple にとっては何のメリットもないので、2〜3割のプレミアムを払ってでも Apple 製のテレビを欲しいという消費者のみに売れば良いのです。在庫に関しても、MacBook などと同じように、消費者からの注文を受けてから仕入れる、という手法を採ることにより、実質的にゼロにすることが可能です。
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