2013年8月8日木曜日

JALカードアメックス入会キャンペーン中/甲子園での観戦後に立ち寄れる名水スポット・布引渓谷をご紹介。沖縄からは17世紀に敷きつめられた趣ある石畳道を【旅まぐ】

2013/08/08 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
旅まぐ
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【今週の旅の目次】
郷愁の原風景

沖縄、その聖なる気だるさ

まぐまぐからのお知らせ

旅まぐ写真館

 
【編集部より】
 今週の『郷愁の原風景』は甲子園での高校野球観戦後に立ち寄れる「布引渓流」をはじめ、兵庫県の名水スポットをご紹介。『沖縄、その聖なる気だるさ』では、17世紀中頃に敷きつめられたと言われる「当山の石畳道」を現地のカメラマンがレポートします。
 それでは今週も『旅まぐ』をごゆっくりとお楽しみください。
 

 いよいよ今日8日、高校球児たちの熱い戦いの幕が切って落とされた甲子園球場。郷土の高校の応援に駆けつけるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、兵庫県内の名水スポットをご紹介。日程を延ばして、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

 最初にご案内するのは、「日本名水百選」に選定されている神戸市中央区の「布引渓流」。六甲山に水源を持つこの渓流は四つの滝を擁し、そのひとつひとつが古来より名瀑として知られてきました。平安時代から景勝地として名を馳せ、和歌などにも多く詠まれているのだとか。

 さらに布引渓流の水、江戸時代には神戸港に立ち寄る外国船に飲料水として積み込まれていたそうなのですが、赤道を越えても腐ることがなく、そして味も最高だったため、乗組員たちから「コウベウォーター」と親しまれ、こよなく愛されていたとも。現在も、神戸市民の貴重な水源として利用されています。

 樹齢1000年ともいわれる「和池(わち)の大カツラ」の根元から湧き出すのが、「平成の名水百選」のひとつ、「かつらの千年水」。

 一日約5000トン湧出する水温約10℃の純度の高い軟水は、コーヒーやお茶を淹れたりするのに最適。肌にも優しく産湯にも適しているとのことで、まさに命をつなぐ水、と言えるのではないでしょうか。

 室町時代に播磨の地を治めていた赤松義村が定めた「播磨十水」のひとつで、行き倒れ寸前となった峠越えの旅人がその水を飲んで回復したとの言い伝えが残る「松か井の水」。「かつらの千年水」と同じく「平成の名水百選」に登録されているこの水、一時期土砂に埋まり所在不明となっていたのですが、26年前の治山工事の際に再発見。

 県道沿いに整備された「新松か井の水公園」は、都市部から名水を汲みに訪れる飲食店関係者などで賑わいを見せています。その味、是非お試しください。

 甲子園の熱闘観戦で乾いた喉を、兵庫の名水で潤す─。そんな贅沢な旅に、あなたも出かけてみませんか?

■ 神戸ウォーター 布引の水
「コウベウォーター」、ご自宅でも楽しめます。
"腐らない""おいしさが変わらない"水をお試しあれ。
■ 但馬高原植物園
「和池の大カツラ」に出会える植物園。
併設されているレストランでは但馬牛も味わえます。
■ マイスター工房八千代
新松か井の水公園から車で20分ほど。
巻き寿司が絶品で、あのサイトでは☆3.53!
 
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浦添市当山『当山の石畳道』
 
 琉球王国時代、王府の道路整備は第一尚氏に始まり、第二尚氏の政策に反映され、尚真王の時代に一応の形ができたと言われています。ただし、それ以降も歴代の王は、政治、経済、軍事上の必要性から、王都首里から各間切りの番所(地方の役所)に通じる宿道の整備・修復には力を入れました(国王が儀式を行う神社・仏閣、墓地へつながる道路としても重要でした)。
 
 今回ご紹介したいのは、17世紀中頃に整備されたとされ、今でもほぼ往時の風情を残す『当山の石畳道』。この道は、首里から浦添間切りを通って宜野湾間切りまで至ったという普天間街道の一部で、浦添グスクの北東(浦添大公園の近く)に位置します。牧港川の中流を挟んでS字型の谷間に造られたこの石畳道は全長約200メートル(幅約4.5メートル)。かつての琉球国王は、この道を通って普天間宮(琉球八社のひとつ)に参詣し、また各間切りの年貢はこの道を通って首里城に運ばれたそう。ちなみに戦前までは立派な松並木が残っていたと言います。  
急勾配な坂の石畳道

 さて、私的には今回で五度目の『当山の石畳道』ですが、いつものように石碑が建っている入り口から下って行きました。観光客に出会うこともなく、常にひっそりとした感じ。まず、簡易舗装がなされた急坂(手すりあり)を下ると、石畳道は、その先のヘアピンカーブを曲がりきった所から始まっています。石畳道の急坂は、地元では馬がころぶ程の急坂という意味で『馬転がし(ウマドゥゲーラシ)』と呼ばれ、かつては交通の難所として知られていたとのこと。


石畳道近くの森にあった御嶽
 
 
 何百年もの間、琉球の人々や馬たちが行き来した証でしょうか。石畳は磨かれて表面がつるつるしています。たしかに雨が降ると滑って大変かも。坂を下り切ると牧港川があり、そこにアーチ状の石橋がかかっています。小ぶりですが結構趣のある橋です(牧港川にかかる当山橋は、以前は木橋でしたが、大正時代に石橋に改修されたとのこと。戦時中も米軍の砲撃を受けて一部破損した箇所はあるそうですが、ほぼ原型をとどめているそうです)。橋を渡ると、今度は緩やかなカーブを描いて上り坂。100mほど上ると住宅街に出て、石畳道は終了します。
 

当山橋

 首里城のようにド派手ではありません。首里金城町の石畳道のようにメジャーな石畳道でもありません。でも、だからこそ、一人きりで立つ谷間の静かな石畳道からは、リアルな琉球王国時代のイメージが膨らみます。琉球の人々が踏みしめた石畳道。そのたたずまいからは、いにしえの香りが漂っていました。
 旅情を誘うことは間違いなしです。また、石畳道は浦添大公園内の散歩道にもつながっており、亜熱帯林の中を散策することもできますよ。特に、メジャーな観光地はすでに卒業したという沖縄好きのリピータの方々!行って見てはいかがですか。

伊波 一志(いは かずし)
1969年、沖縄生まれ。写真家。香川大学法学部卒。
2007年夏、44日間で四国八十八カ所1,200kmを踏破。現在、沖縄県在住で、主に『母の奄美』という作品撮りのため奄美大島を撮影中。家族は、妻と三人の子。

 
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旅まぐ写真館

読者の皆さんと一緒に作るコーナー『旅まぐ写真館』。
今週はタッチーさんからの投稿です。
フランスの世界遺産モン・サン=ミッシェルを写した1枚。
素敵なお写真、ありがとうございます。


『旅まぐ写真館』では、毎週1点を掲載させていただきます。
皆さんが旅先で撮られた渾身の1枚をお送りください。
素敵なお写真、お待ちしています。
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