冷泉彰彦 現在、プリンストン日本語学校高等部主任。1993年より米国在住。メールマガジンJMM(村上龍編集長)に「FROM911、USAレポート」を隔週寄稿。「Newsweek日本版公式ブログ」寄稿中。NHK-BS『cool japan』に「ご意見番」として出演中。 アメリカ北東部のプリンストンからの「定点観測」『冷泉彰彦のプリンストン通信』では、政治経済からエンタメ、スポーツ、コミュニケーション論まで多角的な情報をお届け! | この点については、以前に橋下市長とネット上で直接意見交換をしたことがあります。 私は「都構想」というのは、府役所と市役所を合併させて行政コストを下げる「リストラ」以上でも以下でもないと思っていますが、そうした改革の先に大阪の経済発展へ向けた本当の変化を実現できるのであれば評価するという立場です。
但し、橋下市長(その際には知事でしたが)の経済政策は、やれ道頓堀をプールにするとか、関空の近くに「クールジャパン区」を作るとか、とても真剣に検討した形跡がないので、もっと真面目に考えて欲しいとも申し上げました。 具体的には「商都大阪」を復活させるために、上海よりもソウルよりも、そして東京よりも絶対に「英語で商談ができ、英語で訴訟ができ、英語で見本市ができる」街にするということではないかと思っています。
そうした本質的な改革ないし再生への方向性から、「維新」の勢力はどんどんズレていった、特に石原氏と提携した辺り以降は、私はほとんど評価できなくなっているのが正直なところです。 |
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