5月27日に行われたW杯の壮行試合キプロス戦は内田選手がゴールを挙げ、日本が1-0で勝利しました。W杯の壮行試合では、過去、日本代表は散々な結果だっただけに、勝利という結果で旅立てることは、日本代表にとって好材料となるのではないでしょうか。 ちなみに内田選手は、W杯には間に合わないのでは?と言われていたほどの怪我を負っていたため、このゴールはさぞ嬉しかったでしょう。シュートを決めた後、真っ先にベンチに向かってトレーナーさんと抱き合っていた姿がとても印象的で、試合後のインタビューでも裏方さんたちに感謝している旨を述べていました。 さて今回のキプロスは、W杯グループリーグ第2戦で戦うギリシャを想定して行われました。確かにギリシャを彷彿とさせる守備力やカウンターは見受けられましたが、やはりギリシャに比べるとパスミスや連携の精度が低いといった場面が多く見られ、正直、1-0という結果には満足できません。 しかし、今回の試合はこれでいいんです。前日までの合宿で、選手たちは相当追い込まれていたので、身体のキレの悪さなど、コンディションは最悪。そのため、パスミスに見えたような場面でも、本来の走力ならパスは繋がり、速いパス回しが可能となっているはずです。 大切なのは13日からのW杯本選なので、ここに合わせていくことが重要。そのため、一度追い込んだ身体をこれから回復させ、細かい戦術を固めていくといった作業に入ります。 今後の日本代表の日程は、米国で合宿をし、6月3日にコスタリカ、6月7日にザンビアと対戦。 コスタリカはキプロスと同じように、堅守速攻が特徴。守備には自信を持っており、北中米カリブ予選では10試合で7失点と結果も残しています。なので日本代表は、今回のキプロス戦でとった戦術が、いいコンディションの状態で通用するのかを確認したいところ。3日には多少疲れも取れているでしょうから、コスタリカに通用しないとなると、グループリーグ全敗の恐れも出てきます。 一方のザンビアですが、W杯に出場したことはないまでも2012年のアフリカネイションズカップで優勝しています。この試合は完全にコートジボワール戦を想定した試合でしょう。アフリカの選手は総じて高い身体能力を持っているため、日本のディフェンダー陣が相手のスピードについていけるかに注目です。ここでついていけないようでは、コートジボワール代表であるドログバ選手やボニー選手にはまったく通用しないと考えられます。 コスタリカ戦はNHK総合で、ザンビア戦はテレビ朝日系列で放送しますので、ここで日本代表の仕上がりを確認しましょう。 |
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