| まぐまぐ!はオフィシャルメールマガジンをお届けすることによって 無料でメールマガジンを配信するシステムを提供しています。 | | | | | | | | | 長期運用ファンドが 日本株への投資を増やしつつある | ──投機のプロ 山崎和邦 | | | 長期運用で好成績の著名な物は、スウェーデンの公的年金ファンド「エンゲージメント」である。 このファンドは、設定以来、年率にして基準指数を20%以上も上回る。 米国の大手ファンドも長期投資として、りそなホールディングを買い始めたという。PBRは0.8倍だ。このように、日本株には今のレベルで言えば割安銘柄があるという。 この動きは、海外の長期投資家の動きを見る上で大いに勉強になる。 私ごとに亘るが、筆者は長期運用ファンドの専門家の動向を知るための目的もあって、何社かのファンドラップ口座を少額ながら3社に持っている。メリルリンチが最も古くから加入していて、野村のラップ口座、大和のラップ口座を1口1000万円単位(今は300万円単位)の頃からである。全部、ベンチマークよりはパフォマンスはいい。 日経新聞4月22日号に拠れば、エンゲージメント・ファンドが昨今、日本株への投資を増やしつつあるという。エンゲージメントなる単語は「エンゲージ・リング」などとも使われたり、「交戦」の意味でも使われるが、資産運用の世界ではエンゲージメントと言うのは「目的を持った対話等」と訳される。「対立」でなく「対話」である。一部のアクティビティ・ファンドが威嚇的に増配を促したり、子会社分離を促したりして新聞やテレビを賑わすことはあるが、そういう「もの言う株主」は、「交戦」であり「対立」であるが、このファンドはそれらとは一線を画す。そのエンゲージメント・ファンドの最高責任者が昨年末の高値の頃に来日して、筆者の後輩が案内役を務めたが、その最高責任者は「日本には立派な経営者がいる」と語ったそうだ。そして4月22日の日経新聞による「日本株の組み入れを増やす方針」となった。ヘッジファンドのように市場にインパクトは与えない。むしろ与えないように買う。ここで言うのは、日本企業の株が海外から客観的に見て長期投資に向くものがあるということだ。 長期投資を標榜する欧米の大手資産運用会社は、日本株を割り安と判断して買い増ししているということが「5%ルール」★から知れる。 3月には1週間で1兆円の海外投資家の売りがあったが、それであの程度の下げで済んだのは、誰かが買っていたからだ(このことは当時も本稿で述べた)。年明けからヘッジファンドのような短期投機資金は売り越しに回ったが、今のレベルの日本株は割安と判断して、長期筋は買い増ししている。
「5%ルール」で明らかになった銘柄を日経新聞が23日に取りまとめて掲載していたが、それらの銘柄に共通することは、総じてROEが高いということである。 或る企業の「株価の値上がり」が欲しいのではなく「当該企業の長期的な成長の結果」が欲しい時に、投資家が最も重視する物差しはROEである、と既報でも述べた。 青春期相場ではアバタも笑窪で何でも上がる。特に成長株の成長に乗ろうとして成長株を探す。が、一旦醒めて壮年期相場になれば、置き忘れられた割安株を探す。PERが10倍未満、PBRが1倍未満、ROEの13%以上のもの、且つ人気圏外にいて上がってない物、こういう物を探したがる。 いわゆる「割安株」であり、バフェットが言う「バリュー株」である。
★「5%ルール」:1990年の証取法改正で導入された。投資家が上場企業の5%超を売り買いした場合は、財務省財務局に届けなければならない。嘗て東芝を5%超売ったファンドがあったし、昨年はヤマダを5%超を売ったファンドがあった。これらを知って筆者は買い戻しを待つ気で買ったことがあった。少々の利食いで足れりとする筆者が利食いしてから、後に大幅に上がった。東芝は2倍以上になった。昨年秋に260円台で買ったヤマダは昨今400円を付けた(もちろん、早売りのケがある筆者は、既に利食いした後のことである)。 | | 『山崎和邦の投機の流儀』より抜粋 | | | | | 山崎 和邦 野村證券、三井ホームエンジニアリング社長を経て、武蔵野学院大学名誉教授に就任。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は投資歴51年の現職の投資家。著書に「投機学入門ー不滅の相場常勝哲学」(講談社文庫)、「投資詐欺」(同)、「株で4倍儲ける本」(中経出版)等。 『山崎和邦の投機の流儀』では経済動向を解説。 | | | ■夜寝る前のちょっとした時間だけの株式投資 | [PR] | | | | ※本情報・サービスの効果は、個人により差があります。本情報・サービスを 参考にした金融商品等への投資はリスクを理解の上自己責任でお願い致します。 | | 消費増税での景気減退は終息したのか? 4月の消費増税で懸念されたいた景気減退も、話題にされていたほど大きなものではありませんでした。影響は終息したとお考えでしょうか? 終息した⇒YES これからも下がるだろう⇒NO | | 【あなたの意見はどっち?】 | 終息した | これからも下がるだろう | | | | | | | なぜアパートを建てることが相続税対策になるのか? | ──日本AMサービス 代表 堂下 葉(どうした よう) | | | 堂下 葉(どうした よう) 日本AMサービス代表 不動産ファンドにて2,000億円のアセット・マネジメント経験に基づいた不動産価値「最大化」を提供。 | | 【アパート経営が何故相続対策になるのか】 2015年度の相続税改正で、今までの相続税非課税枠が大幅に縮小されますので、今後も土地活用として、アパート経営による節税対策を行う方が増えると思います。
それでは、なぜアパート建設が節税対策になるのでしょうか。
例えば、現金5,000万円と相続税評価額の土地2,000万円を保有しているとします。この段階では、相続税が課税される資産は7,000万円。何もしない場合、2015年以降、相続税が課税される可能性は高いです(相続人の数によります)。 もし現金5,000万円を利用してアパートを建てると、相続税は建物と土地の両方に課税されることになります。土地の相続税評価額は2,000万円ですが、建物はいくらくらいになるのでしょうか。これは構造、規模等により決められるのですが、概ね2,000万円以下の評価額となります。アパート建設により建物2,000万円と土地2,000万円の合計4,000万円が相続税評価額になるわけです。 アパートの場合、相続税評価額は「建設にかかった額ではなく、建物の評価額」ということ。これが相続税対策に不動産が使われる大きな理由です。 【アパート経営の基礎(費用について)】 前回のコラムではアパート経営の収入についてお話をさせて頂きましたが、今回は費用について考えみましょう。アパート経営は会社経営と同様に費用(コスト)を意識する事が重要なのは言うまでもありません。
■アパート経営の費用の例 BMフィー(日常清掃、定期清掃、法定点検等) PMフィー(入居者管理費) 水道光熱費(共用部の電灯、水道料) 修繕費 原状回復費(退去したお部屋の修繕) 広告費(入居者募集) 消耗品費(電球等) 建物保険料 減価償却費 固都税 支払利息
以上が代表的なコストです。これらコストに対し、収入のバランスが非常に重要となります。では、コストは収入に対し、どの位に抑えるべきでしょうか。一般的には減価償却費、固都税、支払利息を抜いた額で20〜30%がひとつの目安となります。こうした目安を考え、アパート経営の計画を立てることが、運用の失敗を回避できることに繋がります。 エージェントを探しは資料請求から! お持ちの不動産の価格査定はコチラ
| | | | | | | まぐまぐユーザーのお悩みを解決するこのコーナー。今週は株式投資に関する質問にお答えします。 | | | | | | 質問 | これからインフレになるかもしれないと言われている日本の経済状況をふまえて、資産の一部として金を持つことに関してアドバイスをください。 余裕資金ではないですが、こつこつ貯めてきたお金は安全第一に、ここ数年は高い利率のネットバンクの定期預金で預けかえています。
インフレになったら、現金は価値が下がってしまうのですか?? そうなった場合に備えて、資産の一部を金にしておくとよいのでしょうか??
ちなみに、以前「金価格連動型上場投資信託」を買っていたこともあったのですが、買ったとたんどんどん下がってしまって怖くなり、損切りしています。(そのまま根気よく持っていれば、三倍近くまで値は上がりました(悲))
もし今後金を買うのであれば、目先の価格の上下に振り回されて損切りしたりせず、長く持ちたいと思っています。
短い展望でも、長い視野でも見て、今後、金をもつことってどうなのか、教えてください。
ちなみに、もし金を買うのであれば、こつこつ貯めてきたお金の一部の50万円程度をあてるつもりです。
よろしくお願いいたします。 | | 回答 | 純金投資は避けるが賢明です。数字を使って説明しましょう。
過去24年間(1990年〜2014年)の値動きは以下の通りです。これは意見ではなく事実です。ちなみに情報源はココ↓ http://www.indexmundi.com/commodities/?commodity=gold&months=360 http://ecodb.net/country/US/imf_inflation.html
純金 410ドル → 1,300ドル (3.17倍) 純銀 520ドル → 2,071ドル (3.98倍) SP500 353ドル → 3,362ドル (9.52倍・トータルリターン) SP500 353ドル → 1,863ドル (5.28倍・配当無視の場合) 物価 100ドル → 191ドル (1.91倍・1990年を100とした場合のアメリカ)
以上を一目見れば解るとおり、SP500の圧勝です。この世に純金しか投資対象がないのならば純金でも良いのですが、SP500という世界最強の投資対象が存在する以上、SP500を袖にして純金を選ぶ理由は有りません。また定期預金などは最悪です。利率は全国平均の0.025%で計算すると、24年で1.006倍(1.0025の24乗)にしかならない。2倍にするのに2,800年も掛かる(1.0025の2,800乗が2)。24年間で、純金なら3.17倍、SP500なら9.52倍です。SP500を嫌がる理由はありません。
ちなみに可愛いブタさんがリズム良く「コツコツ♪」とか唄いながら純金投資を薦めるCMの会社では、毎月の追加投資額が1,000円〜2,000円なら5%の、3,000円〜9,000円なら3.5%の・・・50,000円以上なら1.5%の購入時手数料を投資家が負担しなければなりません。つまり、毎月5,000円を追加で投資したら、その都度175円が差し引かれ、残額の4,825円だけが純金投資に回るという計算です。純金投資は過去24年間で3.17倍になりましたが、この数字は手数料を差し引く前の数字です。手数料を引いたら、もっと低いリターンでした。
オマハの賢人、ウォーレン・バフェット氏は純金投資にはっきりと反対しています。氏曰く「世界中の純金をかき集めると、4億エーカーの農場とエクソンモービルを16回買えるだけの金額になる。農場はコーンを生み、エクソンモービルは配当金を生むのに、純金は何も生まない。純金など、抱いて可愛がるだけの用途しか無い。・・・株・債権・純金の三つを比べると、株が一番安全です」と(株主への手紙・2011年度版)。引用はココの19頁↓。賢人の言葉には、謙虚に耳を傾けるが賢明です。 http://www.berkshirehathaway.com/letters/2011ltr.pdf
お金を稼ぎたいなら、純金ゼロ、現金ゼロ、債券ゼロ、不動産ゼロ・・・にして、全力で株モノ投資信託(←主戦場はSP500)にするが賢明です。そしてBuy&Hold戦略で果報を寝て待つ。健闘を祈ります。素晴らしき投資人生を。 | | | | | | | 【株のまぐまぐ!】 2014/05/07 号 まぐまぐ!はオフィシャルメールマガジンをお届けすることによって 無料でメールマガジンを配信するシステムを提供しています。 | | 配信中止はこちらから メールアドレスの変更はこちらから ご意見&ご感想はこちらから | | | 発行元 | :株式会社まぐまぐ | 広告掲載をご検討の方はコチラよりお問合せください。 | 配送技術 | :株式会社アットウェア | | 「まぐまぐ」は株式会社まぐまぐの登録商標です 株式会社まぐまぐは、プライバシーマーク認定企業です | | | | |
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