さて、「遍路ころがし」(約1.8kmで標高差約600m)を登り、木立の参道を歩くと風格のある仁王門がありました。門をくぐり中へ入ると、傾斜のある広い境内に堂宇がゆったりと点在しています。木立が開け、古刹にもかかわらず清々しい印象のお寺です。ちなみに、一年を通して下界よりも5〜10度も気温が低いそうで、実際、真夏にもかかわらず、かなりの涼しさでした。仮本堂(本堂は改築中だったため)と大師堂を参拝し、しばしの休憩後に寺を出発。次の札所は第六十七番大興寺で、寺までの道のりは約9.4kmです。
まず、等身大の五百羅漢蔵が立ち並ぶ、真横を通り過ぎ、遍路道に入りました。700mほど歩き県境を越えると、ここからは涅槃の道場といわれる讃岐(香川県)となります。400mほど歩いた後、分岐を右へ(左は、別格霊場萩原寺に行く道)。この後は、急峻な山道を下らなければなりません。平坦な部分はなく、急な下りのみの山道なので、登りのようなきつさはないですが、膝や爪先への負担はかなりあります。金剛杖を使って慎重に歩いてください。
さて、3.2kmほど北へ向かって下ると、道は県道246号線と合流。ここからは、県道246号線を北西に進みました(ちなみに、雲辺寺からの下りの山道はもちろん、県道と合流してからも民家が点在するのみでお店や自動販売機はありませんので水分確保には、十分注意してください)。約5.1km、ひたすら県道を歩くと大興寺に到着です。雲辺寺から大興寺へは、時間にして約3時間、万歩計によると16,586歩の行程でした。 | | 雲辺寺への登りの遍路道
杉木立と遍路墓
●今回の歩数と総歩数
六十六番札所・雲辺寺〜 六十七番札所・大興寺
歩数:16,586歩
一番札所・霊山寺から
総歩数:150万9,108歩 | |
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