第4位 山崎和邦の投機の流儀 | | 「倍返し」をやろうとした米国大統領の非常識 【安倍さんは用心すべきだ】 | | 国連安保理の決議なしで、しかも自国の防衛のためでもなく、オバマは化学兵器に対する空爆を主張した。これこそ、漫画ドラマ半沢流の「倍返し」だ。
コメ相場以来、「中抜きの倍返し」という罫線の読み方が伝わっているし、不動産仲介業者の正当な損害賠償としての「倍返し」は古くからある正当な方法で業界標準語である。だが、オバマの「倍返し」は、「半沢流の倍返し」と等しく悪連鎖を生むだけだ。オバマはヨルダン国王に「アサド政権はすぐに退陣する」と断言していた。ところがアサド政権は優勢に転じ、ダマスカスを奪還した。筆者は4年前の3月にヨルダンの首都アンマンにも、シリアのダマスカスにも2週間ほど滞在したことがあったので特別の関心を持って見てきたということも否めないが、ともかく、オバマの外交はお粗末の一語に尽きた。ノーベル平和賞が呆れる。オバマから取り上げてプーチンに渡したい。オバマはFRB議長人事でサマーズにも振られたし、凋落の兆しだろう。
だが安倍さんよ、オバマを舐めてかかってはいけない。田中角栄氏が米国企業の僅かな使途不明金で足をすくわれて高転びしたことを思い出して、オバマを恐れるべしだ。
安倍さんは勢いがあるから国内では足は引っ張りにくい。引っ張ったら自分が蹴とばされるからだ。勢いのある者とはそうしたものだ。だが、米国内では違う。安倍さんの右傾化を憂い、用心する米国要人も増えたと聞いている。安倍さんは用心すべきだ─ | | お試し読みはこちら>> | | |
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