前回までは、投資信託を使ったNISA口座活用術を中心にご紹介してきましたが、今回からは株式を使ってNISA口座を活用することをご検討されている方のために、株式投資についてお話します。 今回のポイントは、 (1)NISAで株式投資を行う場合、日本株だけでなく外国株も投資対象! (2)投資金額の制約で単位株を投資できない場合は単元未満株(S株)の出番! の2点です。それでは順番にご説明していきましょう。
【1】日本株と外国株 皆さんは、株式と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?やはりトヨタ、ソニー、NTTドコモなどの日本の個別銘柄を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 ここで、前回お話した「分散投資」という言葉を思い出してください。一つの資産だけに集中投資すると、その資産が値下がりしたときに、一度にすべての財産を失ってしまう可能性があります。 分散投資としては業種を分散するのも一つの手ですが、国や地域を分散するために、日本株だけでなく外国株に目を向けてみるのもいいかもしれません。 SBI証券では、日本株だけでなくアップルやフェイスブックのような外国株も取り扱っています。2014年から始まるNISAでも、SBI証券なら、米国、中国(香港)、韓国、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア、ロシア、ベトナムの主要ネット証券最多※の9カ国の外国株でグローバルな分散投資が可能です。
【2】単元未満株(S株)の活用「えっ、NISAで買えない日本株ってあるの?」 NISAで投資できる金額は、1年間に100万円までと決まっていますが、残念ながらNISAでは単位株が買えない日本株があります。 どういうことかというと、株式の場合、銘柄ごとに100株や1,000株などの投資単位が決まっており、最低投資金額は、下記の式で決まるのです。
株価×投資単位=最低投資金額
現在、SBI証券では3,600銘柄超の上場銘柄が取引可能ですが、上記の式でいう最低投資金額が100万円を超える銘柄が約100銘柄もあります。したがって、買いたいと思った銘柄が、この約100銘柄に該当する場合、NISA口座では買えないことになってしまうのです。
そこで単元未満株(S株)の出番です! 1株から売買可能な単元未満株(S株)なら、 たとえば、 株価2,000円×投資単位1,000株=最低投資金額2,000,000円 でNISAの1年あたりの非課税枠上限の100万円を超えてしまう銘柄があったとしても、1株の2,000円から投資できることになります!SBI証券なら、単元未満株(S株)を活用することで、ほとんどの日本株をNISA口座で買えることになります。
<ご参考> 単元未満株(S株)で買付・売却可能なのは、東証(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)上場銘柄のみなので、10月9日時点の終値を基準に考えた場合、名証、福証上場の投資金額100万円以上の6銘柄と、東証上場の投資単位1株で株価が100万円を超える2銘柄の下記の8銘柄だけは、NISA口座で投資できないことになります。
名証、福証上場の投資金額100万円以上の銘柄 【3440】 日創プロニティ (福証Q-Board) 【3952】 中央紙器工業 (名証2部) 【7648】 トーカン (名証2部) 【7959】 オリバー (名証2部) 【8293】 ATグループ (名証2部) 【9357】 名港海運 (名証2部)
東証上場の投資単位1株で株価が100万円を超える銘柄 【8951】 日本ビルファンド投資法人 投資証券 (東証) 【8952】 ジャパンリアルエステイト投資法人 投資証券 (東証)
※「主要ネット証券」は、SBI証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券(カナ順)です(2013年10月9日現在)。
NISAの取扱商品は金融機関によって異なります。 SBI証券では、NISAでも業界屈指の豊富な商品ラインナップを取り揃えています! SBI証券のNISA対象商品ラインナップはこちら!
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