永江 一石 東京都立大学卒業後、リクルートに入社し編集・広告の実績を積み独立。ネットマーケティングで頭角を現しライブドアに買収、コンサルタント業務を担当。2005年にライブドア退社後、商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。 | 海千山千のおっさんらが簡単にネット系の営業にひっかかってしまうのは、非常に簡単な理由で「自分はネットに疎い」と思ってるからですね。苦手だから自分で調べない。相手が怪しいのがわからない。これが「ITリテラシーの低い人」の典型です。 自分は苦手というより、いまさら学んでもしかたないと思っているから「スマホは苦手だから使わない」と、この時代にガラケー。スマホは電話じゃなくて、パソコンに電話機能が付いたものだということを知らない。たためない電話がスマホだと思っている。そしていまや小学生でもスマホ持っているのに、「苦手」ということが恥ずかしくない。情けないですよ。 じゃあ、ITリテラシーが高いってなんでしょうか。 パソコンが使えることですか? Excelでマクロが使えることですか?? 全く違います。1日中パソコンの前で経理作業やってる人でも「ITリテラシーが低い」人はいっぱいいます。 ITリテラシーとは、IT(この場合はパソコンやスマホなどのデバイスを指す)を使って情報を収集できる能力だと思います。そもそもインターネット自体がそのためにできたものです。では具体的にITリテラシーとはなにかというと、ネット上で欲しい情報を探す力だと思っています。 一番簡単に言うと、まずは「検索」のやり方を徹底的に教える。経営者なら自分が見たい情報がこれだけ簡単にネット上で見つかることに驚くでしょう。検索する習慣が付けば、タブレットを手もとにおいてテレビを見ながらいろいろ調べたりする習慣が付いてきます。ここまでくれば、いろいろな情報がはいるようになり、取引先の評判や、怪しい営業についても「とりあえず調べる」という流れができるわけです。 新規契約したり、取引したりするときは相手の評判を調べるために、必ずこうやって検索しましょう、というやり方を具体的に教えてあげれば、すぐに使うようになると思いますよ。 いままではこのおっさん達に、教えてくれる人がいなかったのです。頭を下げるのが嫌なおっさん達ですから、こうやって取り残されてしまったわけですね。 |
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