2014年9月2日火曜日

たった一杯で野菜・魚・肉の栄養素を?!/そもそも何のための内閣改造?株価は?景気は?政治家と投資家の見解をちょい見せ!【ちょい見せまぐ!】

2014/09/02 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
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今回のちょい見せ LINEUP!
 ≫ 『内閣改造に思う、我々世論の側が恥じるべきこと』 長尾たかし
 ≫ 『不協和音は株価に悪影響』 山崎和邦
ちょい見せ! その1
 
ちょい見せ! その1
長尾たかしの「国会へ戻るまでに、これだけは言っておきたい」
 
今週は、これを言っておきたい!!!!
【内閣改造に思う、我々世論の側が恥じるべきこと】
 
 メディアのみならず巷でも内閣改造の話しで持ち切りですね。今日のメルマガは、「何の為の内閣改造なのか?」と感じている方々と、これを一緒に考えたいと思います。

 「安倍政権をどう評価しますか?」と、テレビ番組で紹介されるインタビュー回答は、

 ●自分の生活がどう変わったのか
 ●給料がなかなか上がらない
 ●消費税引き上げで財布のひもを固くしている

 など、「個人に対して政治がどう影響してきたか?」が支配的な感じです。

 日本全体、つまり「公」に対して政治がどう影響を与えたのか?に対しての回答は皆無です。以前にも記しました様に、安倍政権に対する関心事に、これまで外交が上位に登場する事はありませんでした。政治を客観視すれば、外交ほど劇的に変わったことは言うまでもない、筈なのに、です。有権者においては、相変わらず、外交には関心がないのが現状です。

 残念ながら、戦後の「日本操作」が功を奏し、「公」というよりは「私」、「個人の尊厳」が最も尊重される憲法のもと、個人主義は我国に根付いてしまっているからだと思います。それを否定排除する気はありません。同時に、「公」の心捨てた我国の行く末をどう考えるのかという思考が、今最も必要だと思います。

 今、何故、内閣改造なのか?

  基本的に国家運営最高責任者である総理大臣は「日本丸の船長」に例えられる様に、大きな船の操舵に全責任を負う立場です。小さな船ではありません。大きな船です。小回りは利きません。内閣発足後、その功績が評価されるに足りうる時間は、決して短期間である筈はありません。コンピューターの様にプログラムを入れ替えれば、翌日から「ガラリと変わる」という現状の対局にあるものです。

 しかし、振り返れば我々国民は何度総理大臣を代えてきたのでしょうか?「議員が代えたんじゃないかっ!!!」と、お声が聞こえてきそうですが、その議員を選んだのは我々国民なのです。

 都合の良いところで、「責任の連鎖」を断ち切る好都合は許されない時代に入りました。

 1990年、安倍晋三総理から、毎年、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦、そして安倍晋三。因に、戦後は32人が総理を務めたのです。単純に割る事に何の意味もありませんが、2年に1度、船長が代わっている計算になります。

 国民も議員も本当に短気であると言わざるを得ません。

 選挙で掲げた公約実現の責任は議員の側に存在します。実現するまでやり上げる、選んだ側も実現まで支え続ける。もとより国家の運営は権力の頂点にある訳で、スンナリといく筈もありません。魑魅魍魎、茨の道が当り前です。しかし、途中過程にも関わらず、「もうダメだ」と双方が早々に諦めてしまう。そして安易に首をすげ替えてしまう。 仕切り直したものの、また同じことの繰り返し。

 「固まったかなぁ?」とその都度動かしていては、コンクリートだって固まりません。

 これが繰り返されれば、政治に期待しても「何も変わらない」となるのは当然のことです。「議員=無駄な存在」というイメージ出来上がります。

 よって、議員の社会的評価も地に落ちます。サスペンスドラマでも真犯人周辺に代議士がいることが多いですね。家族で見ていても、「また、政治家かよっ」と、吐き捨てる様に言われてしまいます。

 議員が身近になる事は非常に良いことです。一方で、議員も、有権者も、議員が預かっている権力の大きさに対して、畏敬の念を持つ事が少なくなったような気がします。「議員の本分」が曖昧になっているのです。議員の本分については前号に記しましたので参考にして頂ければと思います。

 「内閣改造などする必要がない」と言う世論が圧倒的です。

 私もそう思いますし、正しい世論だと思います。そして、国民不在の挙党態勢の為と断じられています。これもそのとおりです。「閣僚待ち」が60人を超えているから、政権が安定していても、「俺を大臣にしろっ、さもなくば政権の足を引っ張るぞっ」という声にならぬよう、党内対策として内閣改造をするのです。

 「ケシカランっ」ということなのですが、そうでない人達がいることも事実です。

 次は閣僚になるだろうという議員を選出している地域では、議員本人も支える有権者もソワソワ、ドキドキ、期待感で一杯です。

 「オラが村の議員さんが大臣になって欲しい」
 「何か特別なことをしてくれるかもしれない」
 「大臣に会合に来てもらえば、会の格式も上がるだろう」
 「大臣に娘夫婦の仲人をしてもらおう」
 「大臣ならば叙勲の口利きもしてくれるかもしれない」

 ある意味、正常な感情です。これ等の言葉は、全国いろいろなところで私が直に耳にした言葉ばかりです。これ等の期待を一身に背負っている議員本人は当然その気になるものです。

 閣僚入にリーチがかかっている議員本人、支える支援者にとっては一世一代の瞬間なのです。当事者からすれば、国民不在ではなく、地元にとって最重要課題であったりするのです。

 一方、関係ない地域からすれば、国民不在の内閣改造になるです。これも正論です。

 このような、本来あるべきとは思えぬ構図を作り上げたのは、議員、有権者の双方の意志によるものです。両者は一心同体です。繰り返しますが、時に有権者は都合の良いところで自分の責任を切り離し、その責任を議員に押し付けたりもします。それに拍車をかけるのはマスコミです。議員批判ほど楽しいものはありません。

 オラが村の大臣さんも大切です。同時に、その大臣をコロコロ代えても良いのか?と有権者も考えるべき時代に突入したのです。

 私の口癖ですが、永田町も霞ヶ関も皆さんが想像されている以上に世論を見ています。これは、世論に流されるということではなく、世論の動向を分析していると理解して頂いた方がよいでしょう。

 その結果、

 ・本意ではないが世論に従う。
 ・世論からの強い逆風を受けてでも断行する

 という判断に至るのです。

 正直言って私は今の世論には不満があります。中身というよりは、根っ子の部分です。

 ・「私」のことが優先なのか?
 ・「公」のことが優先なのか?

 残念ながら、我国の世論は前者の傾向が強いですね。だから、必要のない内閣改造等が行われてしまうのです。そして、そうさせる要因には、我々有権者の世論(一部にせよ)が関係しているということを、大いに恥じるべきだと思っています。

 勿論、その結果責任は議員が全てを負うべきであることはいうまでもありません。
 
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ちょい見せ! その2
山崎和邦の投機の流儀
 
9月3日の懸念事項──組閣人事
【不協和音は株価に悪影響】
 
 過去十数回の内閣改造後の1ヵ月の相場は、その内閣への期待もあって強含みだった、というのがジンクスである。

 が、安倍さんの要望を固辞した石破氏が、周囲に担がれて子供じみた言動をとると、政局不安を感知した市場はヨワ含み、あるいは下がる。

 石破氏を無役にすると石破氏を担いでいる勢力が反安倍派を構成して自民党内派閥抗争の最悪事態を招きやすい。だが、石破氏さんも政治素人でも判るような、そんな幼稚なことはしないだろう。何らかの形で入閣を決めるであろう。

 本決まりになるまでは、9月3日の内閣改造は気になるところではある。

 内閣改造を言いだしてから9月3日の執行日までが長すぎた。人事というものは時間を置くとロクなことはない、ということをビジネスマン諸氏は良くおわかりであろう。しかもマスコミは人事が大好きだ。時間をかけるとマスコミの餌食になってしまう。民間の企業でもよく「新聞辞令」という言葉がある。あれである。無駄な騒ぎは株価にいい影響はない。

 組閣以降、同じ大臣でこれだけ長く続けた事例は戦後に例がない。史上最長政権の第1次佐藤内閣、第2次佐藤内閣が今まで最長期間の大臣継続期間だったし、宮沢内閣時代も長期内閣人事だったが安倍内閣はそれを抜いた(佐藤内閣も宮沢内閣も株価は上がった)。

 民主党時代は毎月のように事件があって大臣が変わった。あれではマトモな仕事はできない。

 安倍内閣はこの1年8ヵ月、一度も失言・金銭問題・スキャンダルもなくやってきたのは、事前の身体検査が如何に精緻だったかを物語るし、各省庁も一応は機能してきたということにしよう。

 では、なぜ大臣を入れ替えるのか。それは大臣の席を待ちに待っている人が沢山いて、それらの顔を立てないと党内が旨く行かないからだという、党内事情しかない。いわば国のためでなく党のためであろう。無理からぬところもある。大臣席を待っている人は民主党時代3年を我慢して、その後の安倍内閣組閣後も1年9ヵ月、合計約5年も"待たされた"ことになるから、早く俺にも、わたしにもやらせろ、という党内事情だろう。

 注目の中心は、地方票では一番だった石破さんの処遇だ。どうも安倍さんの意図どおりにならないらしい。来年9月の総裁選を睨んで石破さんを担ぎあげ、自分たちが旨く立ち回りたいとする者が入るからだ。石破さんが無役なら、自民党内に反安倍派閥ができる。そこで石破さんを安保法制担当大臣をやってもらう意図だったが、本人がこれを固辞したと言うから厄介だ。地方票では安倍さんを上回っていた石破さんを潰すのは不可能だ。

 これで自民党内に不協和音が入ると株価にも悪影響が出る。
 
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【ちょい見せまぐ!】 2014/09/02号(毎週火・木曜日発行)
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