9月も半ばとなり、いよいよ今年のペナントレースも佳境に入りました。プロ野球の残り試合が少なくなると、今年ももう終わってしまうのか……、と思う方も多いのではないでしょうか。 今年度のセ・リーグは広島の快進撃から幕を開けましたね。「カープは5月5日まで」と言われていましたが、今年は6月8日まで首位を維持。対して現在首位の巨人はスタートダッシュに見事失敗といった印象がありましたが、なんだかんだと交流戦首位となり、6月8日以降は首位の座を守っています。 ただ、巨人の選手成績を見てみると、9月9日時点で規定打席(試合数×3.1)を超えて3割以上の選手、20本以上の本塁打を打っている選手はいません。さらに先発投手で10勝以上を上げている選手もなく、とても首位を走っているチームとは思えない成績ぶり。ただ良く言えば、チーム一丸となって勝利を掴んでいる、とも言えますね。 この巨人を首位から引きずり下ろすことができるのは、広島、阪神に限られたといってもいいでしょう。中でも広島は直接対決が来週頭の3連戦を含めて4試合。この残り試合は必ず勝ちたいところ。 巨人の選手の成績がパッとしないのと比べて広島の選手はというと、規定打席を超えて3割以上の選手が菊池選手(.325)と丸選手(.302)の2人。10勝以上は前田投手(10勝)1人と、巨人の選手よりも個人成績が優れています。 さらに個人成績だけでなく、チーム防御率・打率も9月9日時点では広島の方が上。これは大いに期待できるのではないでしょうか。 そして見逃せないのが中継ぎなのに9勝も上げている中田投手。実は今年の最多勝争いは9月9日時点で久保投手(DeNA)の12勝と、先発投手が思うように勝ち星を上げられていません。そこでもしかしたら中継ぎの中田投手が最多勝になる可能性があるのです。もし中継ぎ投手が最多勝となれば、88年に中継ぎとして55試合で18勝を記録した伊東昭光氏(元ヤクルト)以来の2度目。これはこれで見てみたい気もしますね。 残すところ20試合前後と終盤戦を迎えたプロ野球。クライマックスシリーズがあるじゃないか……、という声もあるかもしれませんが、広島が優勝すれば1991年以来の23年ぶりです。広島ファン悲願達成、また巨人一強を崩してセ・リーグを面白くしてほしい、ということでカープにはぜひ優勝してもらいましょう! |
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