2014年9月16日火曜日

<ご融資>最短1時間。今すぐ借りられる?/辛坊さんも佐高さんも怒ってる?朝日新聞を巡るベクトルの違うご意見を紹介【ちょい見せまぐ!】

2014/09/16 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
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今回のちょい見せ LINEUP!
 ≫ 『また朝日!池上彰さんの言論封殺騒動』 辛坊治郎
 ≫ 『絶対的被害者としての慰安婦』 佐高信
ちょい見せ! その1
 
ちょい見せ! その1
辛坊治郎メールマガジン
 
今週の時事ネタ
【また朝日!池上彰さんの言論封殺騒動】
 
 池上さんの顔写真が先々週水曜日の朝日新聞以外の社会面に掲載されました。「池上さんが不祥事起こしたか?チャンス!!」と思って読んだら、全然違うでした。ホントは前日から知ってましたけどね。池上さんが連載を持っている週刊糞文春の担当編集者に愚痴った話が、糞文春のネットニュースで伝えられ、これを見た各紙が本人に当たって、事実関係の裏が取れたんで社会面に掲載したのが記事化の流れです。

 ちょっと意外だったのが、朝日批判の急先鋒の産経新聞が第三社会面という地味な扱いにして、読売と毎日が第二社会面という花形ページで伝えたことです。朝日の従軍慰安婦捏造騒動の時には毎日新聞はほとんど扱わなかったんですが、ここへきて、例の福島第一原発事故の吉田調書について、朝日の報道を真正面から否定する記事を書いたりし始めていますから、もしかすると毎日新聞は、朝日に見切りをつけた左派系の読者獲得に乗り出したのかもしれません。特に今回毎日新聞だけが、池上さんが朝日に拒否された原稿の中身について、「『朝日は謝罪すべきだ』との趣旨を書いていた。」と明記していたのが目を引きます。読売・産経は、池上さんが朝日の連載中止を申し出た理由として、「従軍慰安婦問題に関して池上さんが朝日に出した原稿について、朝日が掲載を拒否した」とは、書いてありましたが、原稿の中身については、池上氏から聞いた話として「具体的な内容については言えないが、私自身は朝日新聞の検証を不十分だと考えており、そうした内容も含まれていた」(産経)と、あいまいな書き方になっています。ちなみに、9月3日の各紙の大報道に驚いたのか、それとも、流石に社内で問題視されたのか理由は分かりませんが、朝日はあっさりと白旗を上げて、翌9月4日の朝刊で渦中の池上コラムを全文掲載し、早期の幕引きを図りました。この日の他紙朝刊は、日経に至るまで一連の顛末を報道しています。朝日も初めから黙って掲載しておけば、逆に「さすが」って褒める人がいたかもしれないのに、完全に判断が逆目に嵌まっています。

 ところで私、問題の「従軍慰安婦虚報騒動」について朝日新聞の対応が本当に不誠実だと思うのは、今に至るも読者の反応の全容を明らかにしていない点です。これが他社の不祥事なら、「この件について○件の意見が寄せられていて、そのうち○割が批判的な意見だった」って書きますよね。企業不祥事に際して、それを受けての市民の反応というのは、取材の一つのキモですからね。今回朝日を注意深く読んでいたら、8月30日の「声」欄で初めて読者の意見を取り上げてましたが、朝日の論調に同意する人と、更なる検証を求める人とを一人ずつ並べてお茶を濁しました。朝日の読者を含めて一般市民が知りたいのは、今回の不祥事に対して読者がどう反応しているかです。一体何件の本当の「声」が寄せられ、その中身がどうなのか、朝日は報道する責任があります。

 だってそうでしょう?今後、例えば食品会社の不祥事があって、朝日の記者が「それで、お客さんから何件くらいクレームがあったんですか?」って聞いても、「貴社は従軍慰安婦の虚報で一体どのくらいクレームがあったんですか?」って突っ込まれますよ。この状態を放置するって、報道機関としては自殺行為でしょう。

 今回の池上さんの連載拒否がニュースになったのは、それが社会的注目を集める「従軍慰安婦騒動」ネタだったからですが、そうであったにしても、一ジャーナリストの執筆中止が他紙でニュースになるなんてスゴイですよね。私が、週刊朝日の連載を休止しても、「そこまで言って委員会」を引退しても全くニュースになりませんでしたからね(笑)。

 ちなみに来年4月に思い切って色んなことの整理をしようと考えていますから、そのタイミングで、週刊朝日復帰の気持ちは十分あります。でも、これだけ「メルマガ」や「FLASH」で朝日の批判を繰り返していたら、さすがに復帰は言ってこないだろうなあ。
 
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ちょい見せ! その2
佐高信の筆刀両断
 
筆刀両断
【絶対的被害者としての慰安婦】
 
 従軍慰安婦問題で虚偽の証言を取り上げたと『朝日新聞』が攻撃されているが、それで従軍慰安婦がいなかったというような論調は国際的に認められるわけがない。

 とにもかくにも『朝日』憎しと批判している『WiLL』の編集長、花田紀凱は稀代の食わせ者である。

 かつては『文芸春秋』にいてユダヤ人排撃記事で問題となり、一時は『朝日』の碌を食んだ。その前から『朝日』を批判していたのに『朝日』に入ったわけだが、その辺りからして出処進退が怪しい。

 さらには、あの東日本大震災の時、花田は東京電力会長の勝俣恒久らと一緒に中国にいた。それゆえか、福島第一原発が爆発してからも、精一杯、東京電力の肩を持って、反原発、反東電に水をかけている。

 およそ、公正さとは正反対の人間だが、こうした花田のような人間が『朝日』批判の先頭に立っていることは記憶しておいた方がいいだろう。

 2000年の12月、NHKが日本のNGO主催の戦時慰安婦問題をテーマとする民衆法廷「女性国際戦犯法廷」を取り上げ、これに当時官房副長官だった安倍晋三がイチャモンをつけた。

 NHKはその前身の日本放送協会が戦時中に軍部の大本営発表をそのままタレ流したことを反省し、不偏不党、公正中立を旨とする「放送法」を基本として出発したが、安倍のようなタカ派ならぬバカ派の政治家はいつも内容に口を入れようとしてきた。

 NHKでディレクターをし、いま、「女たちの戦争と平和資料館」の館長をしている池田恵理子は、NHK現会長の籾井勝人の「慰安婦はどこの国にもあった」という発言に、こう反駁する。

 「日中戦争の最中からアジア太平洋戦争が終わるまでの長期間、アジアの全占領地域に慰安婦を設置し運営し続けたような国は歴史上、日本以外にありません」

 慰安婦が本格的につくられた契機は南京大虐殺だった。強姦が多発して中国人の反日感情が高まり、国際的にも激しい非難を浴びて困った大日本帝国の軍隊の上層部は強姦防止のために慰安婦をつくる。しかし、それで強姦は減らなかった。

 敗戦を前に彼らは証拠隠滅を図り、慰安所関連の資料の焼却を各部隊に指示している。

 池田は阪神淡路大震災が起こった1995年にETVで「震災から戦後日本を問う」という番組をつくり最終回で久野収と小田実に対談してもらったという。

 「戦後の日本が忘れていることがたくさんあって、その最たるものが『慰安婦』問題だ。日本軍兵士も無謀な戦場に駆り出された被害者だが、彼らは慰安婦で加害者となった。絶対的被害者は『慰安婦』なのに、われわれはこの問題にきちんと向き合ってこなかった」二人はこう語ったとか。

 安倍や花田は「絶対的被害者」を消したいのだろう。
 
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活字にならなかった本当の想いを届けなければと、アナログ代表が初トライします。政治、経済、教育、文学etc。質問にも答えて行けたらと思っています。
 
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【ちょい見せまぐ!】 2014/09/16号(毎週火・木曜日発行)
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