2014年9月23日火曜日

≪即日融資≫今すぐお金が必要なあなたへ!/沖縄も北海道も独立!?スコットランドの独立運動の影響は?【ちょい見せまぐ!】

2014/09/23 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
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今回のちょい見せ LINEUP!
 ≫ 『スコットランド 独立否決となったが』 高城剛
 ≫ 『スコットランド独立運動は他人事ではない』 石川ともひろ
ちょい見せ! その1
 
ちょい見せ! その1
高城未来研究所「Future Report」
 
世界の俯瞰図
【スコットランド 独立否決となったが】
 
 この一週間の英国は、とても緊迫した空気に包まれていました。

 政治的に動く事はないといわれたエリザベス女王が、スコットランドまで出向き、「人々は将来のことを慎重に考えてほしい」と公的に発言。スコットランド出身のブラウン元首相は、自ら戸別訪問を行い反対を訴えています。事態は、そこまで切迫しているのです。

 なにしろ、一度も戦争に負けた事が無いイングランドを中心とする大英帝国が、中から壊れようとしてるのですから、この緊張は相当なものです。スコットランドが独立してしまうことによって、英国は国土と人民を失うわけですから、ただ事ではありません。

 しかし、これはイングランドを中心としてきた英国が、長い間、スコットランドにたいして事実上の圧政(というより無視)をしてきたツケとも言い、半年前まで、スコットランド独立運動を「ただの妄想」と現首相はじめ、政府中枢がまったく相手にしなかったことからもよく理解できます。

 現在、スコットランド外に住む出身アーティストは、自身のツイッターやフェイスブックのプロフィールに「Yes!」のアイコンを掲げはじめ、独立支援の姿勢を強めています。

 先週のロイターによりますと、「英国の主要3政党は、スコットランド独立の是非を問う住民投票が18日に迫るなか、国民健康保険の支出で同地域に権限を与えるなど、スコットランドに対する高水準な政府支出を保証すると宣言した」と報道しています。

 ここまで来ると、独立はさておいても、当初の目的のひとつは達成したことになり、これでは、同じようなことが英国内の北アイルランドやウェールズで起こってもおかしくありませんし、スペインのカタルーニャをはじめとする欧州内のいくつかの地域でも独立機運がさらに高まり、中央政府と強弁なやりとりがはじまるでしょう。

 そんななか、18日、ついにスコットランドの独立投票がはじまりました。

 いくつかの直前報道によれば、反対49にたいして賛成51と拮抗しているとのことですが、最新のブックメーカーのオッズでは、スコットランドがこのまま英国に残る確立が75%まで高まり、独立に成功する確立が、27.5%となっています。

 そして、日本時間の19日15時。開票結果がついに発表されました。BBCは、スコットランドの住民投票について「独立に反対の票が半数を超え、否決が確定した」と伝えました。反対54.3%、賛成45.7%で、スコットランド独立は成就しませんでした。

 この拮抗する数字は、英国が(もしくは世界が)いかに不安定であるかの現れであるように思います。それは、これから数年間の間に、世界はちょっとしたことで大きくひっくり返る予兆のように感じています。
 
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ちょい見せ! その2
石川ともひろの汚名返上!第二章
 
小悪党の雑巾がけ
【スコットランド独立運動は他人事ではない】
 
 英国のスコットランド独立騒動は独立反対派が過半数を占め、独立は阻止された。地域の独立運動が顕在化していない日本人の我々からすると英国の騒動は肌で感じる事は難しい。かつて大英帝国と言われた英国が三つの地域(イングランド、ウエールズ、スコットランド)が合わさって一国を形成しているという事情もわかってはいながら「今はそんなに垣根はないでしょう。」と思っている人がほとんどだと思う。しかしワールドカップの出場チームは未だに『英国』では無く、『イングランド』であるように地域の確執は存在しているのだ。メルギブソン主演の映画『ブレイブハート』(史実とは異なる箇所が多いが)や日本人ビジネスマンが書いた小説『英国太平記』(講談社文庫、早川文庫)などを読むとイングランドとスコットランドの対立の構図がよくわかる。英国国旗の青色はスコットランドの色だ。メルギブソンが演じるスコットランドの英雄『ウオレス』が顔に青色の線を塗って戦いに挑むシーンはスコットランド人の血を滾らせるのだろう。

 さてこの騒動、一時は世論調査で独立賛成派が過半数に達すると報道されたのを受け、キャメロン首相ら英議会主要3党保守党、労働党、自由民主党は9月9日、スコットランドの独立阻止のため10日に現地入りし、英国への残留を呼び掛ける方針を明らかにするなど独立阻止に向けて動いた。3氏は共同声明で「われわれには相違もあるが、連合王国を維持したいという点では一致している」と結束を表明し、キャメロンは「(独立阻止のため)できることはなんでもやる」と述べ、投票当日まで全力を挙げて残留を訴えていく意向を示した。日本で言えば自民党と民主党と維新の会などが連携しているようなものだ。英国でも普通はあり得ない組み合わせだ。こうした動きに対して独立賛成派も負けじと俳優のショーンコネリーなどを先頭に立てて、独立に向けて運動を展開したが、わずかに反対派が上回る結果となった。

 しかし私は信頼できる友人(MI6にも知人がいる国際派)からの情報でこの世論調査の数字は操作されたものであり、独立反対派の危機感を煽るための仕掛けだと聞いていたので、私としては「予想通り」の結果であった。

 今後の英国の国内情勢だがスコットランド住民投票後には恐らく、保守党右派メンバーはキャメロン英首相に反旗を翻し、さまざまな問題が起こり始めるだろう。今回は独立投票の敗北を乗り越えたが、英国で総選挙が実施される2015年5月にはまたこの問題が再燃する可能性がある。スコットランド独立投票で反対派が大勝しなかったので、政治不安は英国で恒常化する。そんな意味で、英ポンドや同国資産のボラティリティ急上昇は今後起こり得ることの「前兆」なのかもしれない。

 過去268年間、侵略や革命、内戦に縁のなかった唯一の大国で、欧州で最も安定している英国での騒動は、日本でも他人事ではいられない話だ。スペインのカタルーニャ地方ではスコットランドに続けと独立運動が再燃している。

 「北海道独立が私の持論です」

 早稲田大学のサークルの後輩がこんな事を話していたのを思い出す。北海道はデンマークと比べると人口も面積もさして変わらない。

北海道     面積834万ヘクタール 人口544万人
デンマーク   面積431万ヘクタール 人口551万人
スコットランド 面積787万ヘクタール 人口520万人

 数字だけで見ると北海道は独立出来るだけの人口と領土を持っている。もちろん歴史的経緯から独立論が起きるのはまず無いと思う。しかし沖縄の場合、歴史的経緯から見て基地問題でこじれると独立論が起きてくる可能性がある。日本の総人口の1%強を占めるに過ぎず、陸地面積では0.6%を占めるに過ぎない沖縄県に在日米軍基地の74%が所在するという不平等な状況が改善されない限り、独立の芽は存在するだろう。恐らく今回のスコットランドの住民投票の結果は、沖縄人の意識下に影響を及ぼしている。

 今回の結果を受けてロンドンの中央政府は、スコットランドの自己決定権を尊重する形での国家機構の改組に手を付けざるを得なくなる。住民投票で独立が支持された場合、どういう手法をとれば、歴史的に自らの国家を持った地域が平和裏に独立を達成することができるかについての事例を学ぶ結果となった。今後の日本政府、そして日本国民はしっかりと沖縄に向き合う事が大事だ。英国は女王陛下の異例とも言える政治的な発言も独立阻止に影響を与えたが日本でそうしたことが起きないようにしなければならない。
 
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【ちょい見せまぐ!】 2014/09/23号(毎週火・木曜日発行)
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