週明けは一言で言って、東京市場は厳し過ぎる一日でした。 先週末、米国市場が大幅下落、円も急騰したことで、今日がどうなるか、大体の予測はついていました。 だから先日、私のメルマガで、「明日はまた続落しそうです。最大の警戒が必要」と促しておきました。 通じたでしょうか。
月曜日の相場は残念ながら円高基調は変わりませんでした。なにしろ102円台の前半で推移していましたからね。これでは輸出関連株だけでなく、内需株さえ上がれなくなってしまいます。
東京市場は円高と聞いただけで一斉に逃げ出す機関投資家が多いですからね。
イメージとしては、ここでいま「円高」という声が聞こえたら、機関投資家たちは一瞬で10メートルは飛びのいている。こんな感じです。
実際、今日もそんな展開でした。まさに軒並み安。私が指標として絶えずウォッチングしている30銘柄も、1銘柄も上がりませんでした。
30銘柄は上がる可能性の高い銘柄ではなく、市場の実体をよりリアルに表す可能性の高い銘柄を選定しているのですが、30銘柄すべては下がるのは珍しいこと。それだけ状況が厳しかったことになります。
こんな状況になると、当然市場の投資マインドは冷えきり、投資意欲など湧いて来ないに違いありません。それは当然でもあるのですが、やはりこんな時に逆張りの買いを入れられると最高ですね。
それが出来るよう、私はかねがね資金に余裕を持たせる。少なくとも常時キャッシュポジション比率を20%くらいにしておく、30%あっても構わない。
いつもこう言っているのは、先週から今週にかけてのような下落が相場には付き物だからです。
それを考えると、キャッシュポジョンを最低20%、出来ることなら30%程度にしておこう。こんな提案がいかに有効で、成果を生みやすいか少しは分かってもらえるのでは。
そんな市場で月曜日に高値更新銘柄があったのにお気づきですか。
エムスリー、トーセ、アジュバンコスメ、タカタ、黒田電気、バンダイナムコ、図書印刷、ジャフコ、スクウエア・エニックス、カプコン、
東証1部では以上の10銘柄でした。状況の厳しさを考えると、10銘柄が新値を更新しただけでも心強い限りでした。
東京市場はまだまだ捨てたものではないんです。
目先は超波乱ながら、腰を据えて回復を待ちたいですね。降り止まない雨はありませんので。 |
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