領有権問題に関しては、たとえば、中国は1972年に米軍がベトナムから引き揚げた途端にパラセル(西沙)諸島を軍事占領し、フィリッピンの米軍基地が撤退した途端に、中国はパラセル(西沙)諸島への侵出を加速しています。
参考:国際派日本人養成講座152号「今日の南沙は明日の尖閣」 中国が国際法を無視して、武力を背景に他国の領有権を奪おうとしている現状は、まさに中国自身の「国際化の足かせ、時代を逆行しかねない問題」と言えます。
国際派日本人として、尖閣問題などを議論する際には、こういう国際社会の現実・事実を踏まえて考える必要があります。 |
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●バックナンバーも読むことができますが、ぜひこれは多くの人に読んでほしい、という回はありますか? |
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過去のバックナンバーでの一番人気は、757号 「なぜ日本食は世界で人気があるのか」
料理の世界を例に、わが国の伝統文化の力が、いかに今も生きているかを論じた内容です。国際派日本人への入門として、ぜひ読んでいただけたら、と考えています。 |
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●11月には創刊16年目を迎えられます。これから先、国際派日本人を育てるために、どのようなテーマを多くとりあげていきたいと考えていますか? |
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15年間、歴史や文化、そして時事問題などを論じてきて、やはり痛感するのは、最後は人作りだということです。わが国がこれからも、さらに幸福な社会を築き、維持できるかどうかは、どれだけ立派な国際派日本人を生み出せるか、にかかっていると思います。
最近、800号到達を機に、「国作りは人作り」をテーマに、「教育再生」を掲げて、過去の号を再編集して、お届けしています。
参考:JOG-Mag 特別号外 JOG Step「教育再生」 〜「国作りは人づくり」
教育は教師のみならず、家庭、職場、地域を通じて、誰でもが何事かをできる分野ですので、ぜひ参考にしていただけたら、と存じます。 |
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●最後に、伊勢さんにとって、メールマガジンとは何ですか? |
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読者に筆者の考えをお伝えするとともに、読者からもいろいろなご意見、ご指摘をいただく事で、勉強させていただいています。
お互いに切磋琢磨していく塾、あるいは道場のような存在ですね。こういう貴重な場を長年、提供されている「まぐまぐ」さんに、この場を借りて、敬意と謝意を表したいと思います。 |
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