「国際派日本人」とは、日本人としての歴史・文化・教養・見識を根っこに持ち、それゆえに他国の人々からも尊敬される活動ができる人々のことです。たとえば、新渡戸稲造は戦前の国際連盟の事務局次長として活躍した人物ですが、同時に新渡戸が英文で著した『武士道』は、欧米でベストセラーになっています。
参考:国際派日本人養成講座288号 「人物探訪:新渡戸稲造 〜 太平洋の架け橋 武士道と聖書とに立脚して、新渡戸は日米両国の架け橋たらんと志した。」
日本人としての独自の深い精神性があるからこそ、国際社会で一目おかれる存在になるのです。そういう人物でなければ、国際社会で独自の貢献をなし、存在感示すことはできません。 |
|
|
|
●創刊から15年経ち、実際に「国際派日本人」は育っていると思いますか? また、日本自体はどうでしょうか? |
|
前述のTTSさんのお便り(「まぐナビ!」2013/06/30発行号参照)を読めば、徐々に国際派日本人が育っていることが感じられます。逆に、国際派日本人が育っていない分野として、教育、マスコミ、法曹界があると思われます。これらの分野は国際的競争にもさらされず、国内の温室だけでぬくぬくと生きていけるガラパゴス的分野です。たとえば、日本の大学教授、ジャーナリスト、弁護士などで、グローバルに活躍できる人がどれだけいるのでしょうか。 そして、国内で安住し、国際社会の事を知らずに、国際社会では非常識とされるような事を言う人も少なくないのです。こういう分野に生きる方々こそ、心していただきたいと思います。 (次週に続く) |
|
|
|
いかがでしたか? 来週も引き続き伊勢雅臣さんのインタビューをお届けします。 次回もお楽しみに! |
|
0 件のコメント:
コメントを投稿