こんにちは北浜流一郎です。
東京市場、とんでもない展開になってきました。 週明けは下落やむなし。誰が考えてもこうだったと思うのです。 でも日経平均の下落幅468.85円。 これはいくらなんでも下げ過ぎだったのじゃないでしょうか。
先週末、米国市場で金融緩和の長期化観測が強まった時点で、ちょっとマズいな。 これが率直な感想でした。
金融緩和の長期化自体は問題ないのですが、為替がドル安円高になりますからね。 実際円は対ドルで急反発、98円台に入りました。
ところが週明けの東京市場では97円台に駆け上がったのです。 これでは株は上がりようがないですよね。
そこに降って湧いたように日銀黒田総裁の講演がありました。 これが円の上昇と株価の下落を加速させてしまいました。
総裁が消費税引き上げに触れ、「景気に影響はない」と語ったからです。 財政健全化のためには引き上げる必要があるとも。 これは明らかに円高要因になりますし、実際もそうなってしまいました。
黒田日銀総裁は、自信過剰なのではないでしょうか。 アベノミクスが成功し、日本経済が復活するには、まず株が上がり、それが継続する必要があります。
でないと、経済は回復さず、そんな状態で消費税を引き上げたら不況に逆戻りします。 黒田総裁はこの点に気づいてのことかどうか、財務省寄りの発言をしたのです。
これを市場から見ると、やはり総裁は大蔵省出身。同省の尻尾が切れていない。 こういうことになりますので、今日の株価下落要因になったといえます。
ほんとに困った発言をしてくれたものです。 市場は、この総裁は財務省筋の人物。こう見てしまうことになるでしょう。
今後市場にマイナスに働く恐れがありますので、黒田総裁にはこれ以上、あれこれ発言しないで欲しいものです。 下手に語られると、株高が続かなくなってしまいます。 |
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