こういうことは現地ではごく普通のことなんですけど、日本の一般的なマスコミにしか触れていない人にとっては「ええっ!?」ということですよね。
もうひとつ言えば、ヘブライ地域内だと、学校にたどり着くまでにチェックポイントが5つもあるんです。14歳から40歳までの男の子・男性は特にそのターゲットにされます。それでも彼らは毎日学校に通っているんです。 日本に住んでいる人は、こういうようなことも知らないですよね。
ナイジュリアにラゴスっていう国内最大の都市があるんですけれど、1990年代には日本の企業関係者が1000人いました。でも、今は30人しかいないんです。なぜそうなったかということも皆さん知らない。 でも、真実を知りたい、興味があるという方はたくさんいると思います。知ることによって世の中は変わっていくと私は思っていますので、真実を伝えてそれを知る人が増えれば、皆さんの知恵で世の中が正しい方向に向かうはずです。私はそう信じています。 逆に、真実を知らなければ誤った方向に先導されて、間違った道を歩いていってしまうのではないでしょうか。そういう可能性は十分にあるとも思っています。
もちろん私の場合はユニセフの協会大使として行くわけですから、子どもたち目線になることが多いのですが、でも、子どもたちの目線で見ると、世の中の真実というものがすごくよく見えてくるという面もあるんです。もちろん希望も見えてはくるんですけど、今やらなければいけないこと、この辺をちょっと直したほうがいいなということ、このあたりを学んだ方がいいなということなどなど、課題がたくさん見えてくるんですよ。 そういうような自分の中で溜っている物語を皆さんに広めていけたらいいなと思っているんです。 |
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●「子ども目線」というお話が出ましたが、アグネスさんは教育学博士でもあるので、子育て・教育の話題なども内容に盛り込まれてくるのでしょうか。 |
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そうですね、一応教育学博士でもありますし、子育て大好き、もっと産めばよかったと思っている母親でもあるので、子育て・教育全般に関しても、おもしろい話がいっぱいありますし(笑)。
たとえば頭のいい子にしたいんだったらどうすればいいかだとか、思いやりがある子にするためにはどうすればいいかだとか、お金に縛られない子に育てるにはどうすればいいかだとか、そういうことを自分でもいろいろやってきました。そんなことも盛り込んでいきたいですね。子どもを電車に乗せた時、どうしたらまわりの方に迷惑をかけないですむか、なんてこともやってきましたよ(笑)。子どもは案外言うことを聞くので、面白いほどうまくいきます。 |
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いかがでしたか? 次回もお楽しみに! |
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