井戸 実 株式会社エムグラントフードサービス社長 寿司職人の修業を経て、数社の会社を渡り歩き26歳で居酒屋を開業。その後ステーキハンバーグ&サラダバーけんを開業し株式会社として創業。『<ロードサイドのハイエナ> 井戸実のブラックメルマガ』では読者からの相談に対しアドバイスやアイディアを提言。 | ハンバーグに植物性タンパクはないね。 野菜の洗浄については、創業の頃はやってなかったけど、4年前から品質管理部を作り、外部から衛生調査機能を設けて運営をした結果、特に夏場においてはサラダバー野菜の細菌検出が非常に高くなるので、野菜洗浄用の薬品を使い洗浄しています。なんか野菜洗浄用の薬品というと聞こえが凄く嫌だったので、導入前に製造メーカーに確認したところ、主な成分は「酢」で、普通に飲用しても大丈夫なものでした。飲まないですけどね。 僕の立場でしてはいけない発言だけど、お店を運営するルールを厳密に作ると無駄に思えてしまうことが多々あります。 一番厄介なのが「賞味期限」の問題です。そもそも賞味期限はメーカーが「この期限内であれば適切な管理状態であれば品質を確約します」というものであって、「これが過ぎたから食べられなくなる」というものではありません。なのでまだ充分使える食材でもお店では破棄をしないとなりません。 例えば自宅で1週間賞味期限の切れた卵があった時に廃棄する人がいたら只のアホですよね? でも、提供者はそうであってはならないのです。 最後にちょっといい話をしますね。 『ステーキけん』と僕の息子は同い年なんです。『ステーキけん』の一号店が誕生した月に彼は誕生しました。彼が乳幼児の頃に決めたことがあります。 『ステーキけん』で扱う食材は、全て彼に安心して食べさせられるものにしよう。 と、それが一番シンプルでわかり易い基準だと思いませんか? 毒づいた発言をたまにしますけどね。案外真面目なんっすよ。自分。 |
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