夏の甲子園は大阪桐蔭が2年ぶり4回目の全国制覇を果たし幕を閉じました。今大会も様々な名場面が生まれましたが、中でも西嶋投手(東海大四)の50Km/hという超、超、超スローカーブや、機動破壊を掲げて甲子園で走りまくった健大高崎などは後世に語り継がれるのではないでしょうか。 記者の一番の名シーンは、日本文理の飯塚投手のポーカーフェイスが崩れた瞬間。それまでピンチを抑えても、点を取られても表情を一切変えず、負けた瞬間ですら表情を変えなかった飯塚投手が、試合終了後に監督から声をかけられた時に表情をゆがめて泣き出したところに、飯塚投手と監督の絆を感じ、もらい泣きしてしまいました。 甲子園は終わりましたが、まだまだ熱い戦いが残っています。全国の高校同士の対決の次は、国を背負った「侍ジャパン」の闘いです! まず最初に紹介するのは18歳以下の侍ジャパン。第10回U-18アジア野球選手権が9月1〜6日にバンコクで開催されます。メンバーに選ばれたのは今夏を制した大阪桐蔭の峯本内野手や香月内野手、そして世代NO.1スラッガーである智弁学園の岡本内野手。さらに昨夏の甲子園を制した前橋育英の高橋投手や横浜高校の浅間外野手など、今夏の甲子園出場を問わず選出されています。 注目は春江工の栗原陵矢捕手。1年秋より強肩強打の捕手として注目されてきましたが、甲子園には2年次の選抜のみ出場。しかも選抜の試合でもいいところは見せられなかったため、この選出はサプライズ。しかし実力は間違いなく、今秋ドラフトで指名確実と言われているため、大舞台で活躍できるか要チェックです。 次に12歳以下の侍ジャパンも、フィリピンで行われる第8回BFAアジア選手権に出場。 巨人や横浜で活躍した仁志敏久氏が監督を務め、プロアマの垣根を越え、初のアジア制覇に挑みます。メンバー15人は、侍ジャパン公式サイトへの動画投稿で選抜され、中には日清食品カップ全国小学生陸上100メートルの部で7位入賞した大脇理雄外野手の姿も。 壮行会で仁志氏は「侍ジャパンとして出場する初めての大会で初優勝できるよう頑張りたい」と意気込みをコメント。 2世代の将来のプロ野球選手候補が終結した両大会。若い世代から注目して、この先の成長を楽しく見守っていくのも楽しいですよ。 |
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