中島 聡 マイクロソフトでWindows95、Windows98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフアーキテクトなどを務めた。現在シアトル在住。「エンジニアのための経営学講座」を中心としたゼミ形式のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界に通用するエンジニアになるためのノウハウを分かりやすく解説。 | 私にとって、一緒に働きたいプログラマとは、「頼れるプログラマ」のことです。プログラミング能力はもちろんのこと、私と同じように仕事を前倒しで行い、問題点を早めに洗い出してリスクを最小限にする仕事スタイルの人です。 どんなにプログラミング能力が高くても、締め切り間際にしかエンジンがかからない人は、仕事のパートナーとしてあてになりません。仕事としてプログラムを書く以上、とにかく前倒しで仕事をして、常に時間に余裕を持って働くことが何より大切です。 10週間のプロジェクトであれば、最初の2週間にスパートをかけて8割がたのメドを付けることが理想です。そのくらいのペースで仕事をすれば、早めに問題点が見えて来るので、軌道修正も可能だし、予定していなかった作業が発生した際にも対応出来ます。 私の経験では、ここがしっかりと出来る人が本当に少ないと思います。全体の2割弱でしょうか。そして問題なのは、ラストスパート型の人達の大半が、「自分は最後に頑張るから問題ない」と考えていることです。とんだ勘違いです。 |
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