『NISA』という言葉を、一度は耳にしたことがありますよね。盛んにCMや広告が打たれていますが、「でも、具体的にNISAってなんなの?」という方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、『NISA』の基本の"き"を紹介します。
まずNISAとは、株や投資信託(投信)などの運用益や配当金を一定額非課税にする制度です。
| | 株や投資信託では、配当や取引で利益が生じた場合、税金を納めなくてはいけません。その税率がなんと約20%! 相当高いですよね。10万円で買った株が110万円(10倍)になったら、20万円も税金として納めなくてはいけないので、利益は80万円。これでは、せっかく儲かったのに……ということになりますよね。そこで、この税金を"支払わなくていい"としたのがNISAという制度です。つまりNISAを活用すれば、10万円で買った株が110万円になったら、そっくりそのまま100万円の利益を得られることになります。 | 「そんなにいい制度なら、なんで全員がやらないの?」と思いますよね。しかし、NISAには4点の制限があるのです。
(1)1年の限度は100万円。総額500万円まで。 (2)一人一口座 (3)20歳以上 (4)期間は基本的には5年間。ロールオーバーという仕組みを使うと最長10年間。
以上の制限により、大掛かりな投資をしている人には向かない、あくまで投資初心者に向けての制度なんです。
特に考えたいのが(1)について。限度100万円とありますが、別に20万円からでも1,000円からでもかまいません。1年間非課税になる上限が100万円ということなので、ボーナスの中から一部を投資する、などでもいいかもしれませんね。
もちろん株・投資信託なので、投資したお金が増える可能性もあれば、減る可能性もあります。しかし、NOリスクでお金が増えるなんてことは、まあ詐欺です。リスクを取らなければ、お金が増えることなんて、ありえないのです。
大事なことは、自分に合った投資をすること。リスクを極力抑えたい人用、ほどほどのリスクでほどほどのリターンを望む人用、高いリスクで高いリターンを望む人用と、大きく分けて3種類の投資の方法があります。
投資信託は、リスクを極力抑えたい人、ほどほどのリスクでほどほどのリターンを望む人におすすめ。株式投資は、高いリスクで高いリターンを望む人におすすめです。
そして、自分はどういった運用をしたいかを考えて、投資方法を決めてから口座を開く場所を決めましょう。
口座を開くと一言で言ってしまいましたが、口座を開くのにもポイントがあるので、それは下記の『NISA口座の開き方』を見てみましょう。
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