縁起によると、寺の開基は和同5年(712)。当時、この地を所有していた和気道隆(わけのみちたか)は、桑畑で怪しい光を見つけて矢を射ました。しかし、その光の先には乳母がおり、誤って射とめていたのです。このことに嘆き悲しんだ道隆公は、供養のために桑の木で薬師如来像を刻み、堂宇を建立して安置。これが道隆寺の始まりといわれています。大同2年(807)、道隆公の孫・朝祐公は唐から帰国した弘法大師に懇願し、薬師如来像を彫造し、その体内に祖父・道隆公の像を納めて本尊としました。その後、朝祐公は弘法大師から授戒を受けて2代目住職となり、七堂伽藍を建立。父の名から寺名を「道隆寺」と名付けました。以降、自然災害や兵火などに幾度も遭いましたが、代々の住職によって再建され現在に至ります。
さて、いつものように本堂・大師堂を参拝した後、寺を出発。次の札所は第七十八番郷照寺で、寺までの道のりは約7.2kmです。まず、道隆寺に隣接する県道21号線を北東へ進みました。1kmほど歩き金倉川を越え、さらに500m歩いたところで県道を左へ逸れます。約1.5km進 | | 同、本堂
同、潜徳院殿堂
●今回の歩数と総歩数
七十七番札所・道隆寺〜 七十八番札所・郷照寺
歩数:10382歩
一番札所・霊山寺から
総歩数:157万9601歩 | |
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