地方議員の事件が相次いでおり、地方議員の資質を問う報道が目に付く。先日も千葉県議会議員が酒気帯び運転で逮捕。山口市議会議員が万引きした際の捜査で覚醒剤所持が発覚し再逮捕。偶然、山口市議会に詳しい知人がいるので聞いてみたところ、4年半前には彼女が覚醒剤所持で逮捕されているので、万引きで逮捕されたときに「覚醒剤でやられたんか?」と冗談で言っていたら、今回、本当に覚醒剤で挙げられてしまったというわけだ。この市議は『その筋』の人らしい。 さて、これらをしのぐ大物「ののちゃん県議」が現れた。兵庫県議会関係者に話を聞いてみると、今回の政務活動費の支出報告書に関しても議会事務局が注意しようものなら「お前ら事務方が何を言っているんだ。俺は選ばれた人間なんだぞ」と平気で言うようなタイプだったそうだ。テレビではあまり報道されていないが強烈なマザコンで議会傍聴にも両親が来ていたという(普通、両親が議会傍聴なんて来ない・・・。うちの両親は7年間の在任中に議員会館に来たのも一度か二度。普通はそんなもんだろう)。 記者会見で号泣しながら「この日本を・・・」と言っていたような政治への情熱は全くなく、お嫁さん探しのために「増毛」したり、婚活サイトに登録し議会でそれを発表するなど頓珍漢な事を平気で行っていたようだ。とにかく腫れ物に触るようにみんな扱っていたらしい。 しかし、元凶は兵庫県議会事務局のチェック体制の甘さだと思いきや、兵庫県議会の関係者に電話で聞いてみると「石川さん、兵庫県議会は他県より厳しいんですよ」と言うではないか。野々村竜太郎議員は事務局側の注意に怒鳴り、訂正することもやり過ごしてきたということだ。報道によると4度の注意にも耳を貸さなかったという。 今後は事務局側の指摘を議員が受け付けない場合、議長を通して訂正を求める方式に改めると言う。しかしここまで問題が大きくなってきた以上、各県の裁量で変えていくのでは無く、法律改正で政務活動費に関して抜本的な解決を行うべきでないだろうか?だいたい支出をチェックする側の議員が「使えるものは使わなきゃ損」という発想がおかしいのである。まずは領収書の完全添付。これはすぐにでも実現できる。国会議員は既に改革をしている。それに加えて活動費の削減も当然である。ろくな事に使っていない議員が多すぎるからだ。 一番大事な改革は有権者自身である。このような人物を選ばないためにも投票する際に自分達でチェックするしかない。 |
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