2014年7月23日水曜日

相場の値動きに振り回されている方必見!/今後「円安」は進むのか!?5人の有識者による経済ニュースから株価の動きが見えてくる!?【株のまぐまぐ】

2014/07/23 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
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今週のラインナップ





 
今週の株まぐオピニオン
アベノミクスの核心のひとつ「円安」について
──投機のプロ 山崎和邦
 
円ドル相場は、昨年は93円と105円の間で大きく動いたが、今年は101円〜105円の狭いレンジでの動きで、200日移動平均も101.7円くらいだ。

円の先安観は薄れた(この項目は終わりまでお読み頂きたい)。

日経が発表した「年末までの円相場の予想平均値」が先回調査よりも円高になった。米金利が低位に推移するという観測も強くなり、日銀の追加緩和期待もさらに後退した。日経新聞が外為担当者64人に聞いたところ、7月末102円、9月末103円、12月末104円、となったという。これは前回より0.5円ほど円高予想である。野村証券は相変わらず年末110円を言っている(昨年、同社は年末現在の株価予想は外れたが円相場は的中した)。「当たり屋につけ」と言うが、はたしてどうであろうか?

黒田さんは予定通りに推移していると思っているから、日銀は追加緩和に動かないだろう。FRBは10月に量的緩和を終了するとみているから、市場では利上げの時期を意識するはずだが、米金利が低位に推移するという観測が強いという。

一方、専らテクニカルからはどうか?

日経ヴェリタス(旧・日経金融新聞)7月13日号に掲載されている三菱UFG証券チーフ・テクニカルアナリスト宮田直彦氏によれば、専らテクニカル面から「今年後半に大きな円高が起きる可能性がある」という。

本稿は新聞や"専門家"の意見を紹介することが趣旨ではない。お前の見方はどうかと読者諸賢は問うであろう。

「大きな円高」と言えば95円〜90円を言う。昨年も6月にいきなり93円を付けるとは誰も思わなかったろう。為替相場というものは正直に言うと判らない。

但し次のことは言える。経常収支の赤字化の国の通貨が高くなるはずはないし(悲しい例えだが、経常利益が赤字化した企業の株価が高くなるはずはない、のと同じ)。また、「インフレを目指すということ」は「通貨価値を減少させる」という意味だから、その国の通貨が高くなるはずはないと言えるし、現に黒田体制以降は今まで、その理屈どおりに動いてきた。ここで、ますます分からなくなることは、株式相場でも言えるが、万事の理屈が合う時は逆に出る、兜町で古くから言われる「理外の理」というやつだ。

黒田さんが総裁になれば従前のように「第1の矢(金融政策)」と「第2の矢(財政政策)」とが眞逆の方向で作動するということはなく、アベノミクスは効くに違いない、と本稿では当初から言ってきたし、現にそうなった。それは黒田さんという「過去の実績を持った人」で「怖いものがない人」を信じたからである。そうなると「ファンダメンタルやテクニカルよりも"人"で決めたのか」と言われるが、実はその面も大きかったことは事実だった。10年以上も前の黒田さんの著書「通貨外交──財務官の1300日」(東洋経済社刊)を読んでいたし、史上最大の介入をやって79円〜147円まで持って行った時の大蔵省国際金融局長だった(と記憶しているが)からだ。ちなみに言うと「ミスター円」と二つ名で呼ばれて勇名を馳せたのは榊原英資氏だったが。

筆者は次の事実を重視する。

不思議なことに、日本だけが為替政策の責任が中央銀行にない。財務省にある。そこで、財務省人事を見ると、7月4日発令の財務省人事によれば財務官(為替政策の中枢を担う)に山崎達雄氏が決まった。円安期待組は喜ぶ人事だ。彼こそ、黒田さんの次に円を大量に売って円安を演出した実務家だった。

147円から日銀のヘマによって103円になった後、彼は国際局の市場課長で円安演出の実務に携わった。当時の財務官の下で巨額の円売りを敢行した。103円を136円に持って行った。介入金額は、東北震災の時に「有事の円買い」で、半日で4円も円高を演じた際に円売り介入をした時は僅か7.8兆円だったが、山崎課長の時は35兆円超だった(と記憶しているが誤りだったらご容赦願いたい)。その巨額な円売りの実務を敢行した張本人だ。

円ドル相場をファンダメンタルやテクニカル要素よりも「ひと」で測るというのは少々理論的でないが、「お前はどう思うか」と聞かれれば財務省人事に期待する、と答えるしかない。いったい、このアベノミクスに期待したのも既報で述べたとおり、浜田宏一博士と黒田さんを信じたからだ。当時は黒田さんの少年時代の育ちや、大蔵時代の非エリートコース時代や、家庭の事情まで本稿で述べて彼に期待したことを御記憶であろうか。(極めて捻くれた見方をすれば、山崎財務官が市場課長時代に敢行した膨大な円売り介入は上司の財務官の命令であって、彼自身は嫌々ながら遂行したのかもしれないが、その辺の財務省内の権力の力学は筆者は全く知らない)。
 
『山崎和邦の投機の流儀』より抜粋
 
 
山崎和邦 山崎 和邦
野村證券、三井ホームエンジニアリング社長を経て、武蔵野学院大学名誉教授に就任。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は投資歴51年の現職の投資家。著書に「投機学入門ー不滅の相場常勝哲学」(講談社文庫)、「投資詐欺」(同)、「株で4倍儲ける本」(中経出版)等。 『山崎和邦の投機の流儀』では経済動向を解説。
 
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イエスノー世論
ハイパーインフレは起きる!?
アベノミクスにより円安への誘導が進んでいます。アベノミクス当初は、「ハイパーインフレが起きてしまうのでは?」と話題になりましたが、今現在もハイパーインフレは起きると思いますか。
起きるだろう⇒YES
起きないだろう⇒NO
 
【あなたの意見はどっち?】
Yes!  起きるだろう
No!  起きないだろう
 
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今週の株まぐオピニオン
物件の管理状態は
──日本AMサービス 代表 堂下 葉(どうした よう)
 
堂下 葉(どうした よう)
不動産賃貸、不動産売買、プロパティマネジメント、アセットマネジメント業務を経て日本AMサービス創業。不動産ファンドで培った約2,000億円規模の収益不動産の投資業務に基づいた「不動産価値の最大化」をコンセプトとした個人投資家向け不動産投資のトータル的なサポートを行うアセットマネジメント業務を提供。
 
今回は不動産投資で、「心理的な部分」が関わる要素を考えてみます。賃貸経営において物件の管理状態は非常に重要です。この状態が稼働リスクに大きく影響することになります。

読者の皆様は「割れ窓理論」を御存じでしょうか。これは外見上の無秩序な状態と実際の犯罪行為との間に因果関係が存在するという理論。

これは、建物の窓ガラスが割れているにも関わらず、そのまま放置していると、その壊れた窓ガラスは、地域社会の管理や補修に注意を払われていないというメッセージを潜在的な犯罪者に伝えることとなり、犯罪が発生していくという理論です。一言で言うと「ほったらかし」状態が悪い影響を与えるということですね。

この理論は不動産運用においても当てはまることだと思います。管理状態が悪い物件はエレベーター内の落書き、自転車放置、エントランスにチラシが散乱、タバコのポイ捨て、ゴミの散乱等が発生につながり、結果的にいずれまともな住民たちがその建物から転出し、入居者が決まらないので信用力が低い粗悪な入居者が居住するようになる。

まともな方に潜在的に『この物件は住まない方がよい』という印象を与えてしまうのでしょう。

こうした物件は滞納が多かったりもします。管理会社に依頼をしていたのにも関わらずこうした状況になっている物件も多く見受けられます。そのため、管理会社の「言いなり」にならず、自身の考えを忠実に実行してくれる管理会社さんに依頼をすることも不動産投資には重要なのです。

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お悩み解決 まぐまぐ! Q&A
まぐまぐユーザーのお悩みを解決するこのコーナー。今週は株式投資に関する質問にお答えします。
 
全体的に株価が下がったらどうしたらいいの?
 
質問
ニュースで、ウクライナの旅客機事件の影響で株価が下がったと言っていましたがこれは日本の企業の株にも影響あるのですか?輸出関連の株は影響あると言っていましたが一時的なものと考えていいのでしょうか?

株を始めたばかりなので株のニュース見るたびに今買うべきか待っておくか分からなくなります。長期保有目的なのでできるだけ安い特に株を買っておきたいのですが買わないほうがいい時期とかありますよね?

株にもよるとは思いますが長期で株を保有する場合はこういった事件があったとしてもあまり影響ないと思ってもいいのでしょうか?
 
回答
株式投資にもいろんな目的があります。

貴方の本当の目的が長期保有なら旅客機事故ごときで慌ててどうするんですか?恐慌があろうと、日本が戦争に巻き込まれようと【保有】すれば良いのです、それが目的なんでしょ。

私もひとつ、長期保有の株があります、これは持ってるのが目的なので永遠に持っています。既に、会社はなくなってしまいましたがネ

普通の人は株に投資するときの目的は、
1.キャピタルゲインを得る:買ったら売って利益を出す
2.優待、配当をもらう:もらい続けるための手段として長期に保有する
3.株主として提案をする:株主の権利を維持するために長期に保有する

一般的に長期保有は目的ではなく手段なんです

私の主な株式投資は(1)が目的なので目標利益(10〜20%)が出たら売ります。長く持てば、倒産のリスクがありますよ。
 
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【株のまぐまぐ!】 2014/07/23 号
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