ニューヨーク発! 栄養&食の最新情報〜健康への近道 『Eat Better, Live Well』 | | 夏バテ対策と栄養 【「土用のウナギ」に意味アリ!】 | | 夏は気温上昇でほてった私たちの体を冷ますために、血管が拡張され、心拍数が増加します。そして、脱水によって体内の水分が失われると、血液の粘り気が増し、心臓にさらに負担がかかり、その分、余分なエネルギーが必要となります。 そこで活躍してくれるのが、ビタミンB群!食事で摂ったものから効率よくエネルギーを生産するには、ビタミンB群、特にチアミン(ビタミンB1)が必要になります。 チアミンは豚肉やウナギなどに多く含まれていますので、食べるように心がけましょう!また、蕎麦、玄米、全麦パンなどの精白していない「ホールグレイン食品」にもチアミンは含まれています。チアミンが糖質の代謝をエネルギーに変えてくれるので、ぜひ取り入れてください。 夏の土用にウナギを食べる習慣は、幕末に始まったとも言われますが、「暑さが厳しく、夏バテしやすい土用の時期に、ウナギを食べて栄養をつけよう」という意味があります。理にかなった、素晴らしい日本の文化ですよね(アメリカ独立記念日にホットドック早食い競争を行うアメリカの文化とついつい比べてしまいます 笑)。 また、土用だけでなく、夏の疲れた時に、妙に豚肉の冷しゃぶやうな丼などを食べたくなる時はありませんか?それは、あなたの体が自然にチアミンを求めているからかもしれません。 チアミンが不足すると、せっかく摂った糖質がエネルギーに変わりにくくなり、疲労が蓄積していきます。これが、夏バテにもつながります。 さらに大切なことは、このエネルギー源のチアミンは、「アリシン」という物質を多く含むニンニクやネギ類と一緒に摂ると吸収が度さらにアップするのでおすすめです♪ そして、ビタミンB1同様、ナイアシン(ビタミンB3)もエネルギー産生に貢献してくれる大切なビタミンB群で、落ち着き効果のある「セロトニンホルモン」のもとでもあります。ナイアシンを豊富に含むたらこや魚介類も摂るようにしましょう。 また、塩麹などの発酵食品も、ビタミンB群の宝庫ですので、味付けに加えたいですね。 | | お試し読みはこちら>> | | |
0 件のコメント:
コメントを投稿