オリンピックがらみで森喜朗の失言が続いていますが、これは単なる森元総理個人の問題ではなく、日本社会が抱えるいくつかの問題を象徴する事例と言っても良いと思います。その問題とは、
●日本が国際社会でさまざまな交渉をして行く上で、自らが英語でしゃべれることがどのくらい重要かを理解していない人達が未だに大勢いる上に、そんな人に限って要職についている
●日本におけるこの手の委員会や理事会は単なる名誉職で、政治家・官僚・大手企業からの格好の天下り先である。彼らの一番の役目は、政府から金を引っ張って来ることであり、その見返りに多額の給料や退職金をもらう
●日本は未だに、圧倒的な「男社会」であり、女性の社会への進出に関して言えば、米国から30年以上遅れている 私は、米国で暮らす様になって、米国のNPOを色々な形で支援するようになりましたが、一番の大きな違いは、この手の団体の活動資金は、政府からの援助ではなく個人や企業からの寄付金で成り立っている点と、理事会や委員会のメンバーは無給のボランティアで構成されており、往々にして彼らは寄付も積極的にしている点です─ |
0 件のコメント:
コメントを投稿