iPhone6と6Plusを手にした人達が、さまざまなレビューを書いています。「最高のスマートフォンだ」という意見から「ズボンのポケットに入れて座ったら曲がってしまった」というものまでさまざまですが、私は今回は戦略ミスだったと思います。 確かにデータを見れば、大きなスクリーンのAndroidがシェアを伸ばしていました。だからと言って、ズボンのポケットに入らないデバイスをiPhoneと呼ぶのは間違いだと思います。 先週も書きましたが、スマートフォンの大きさ・形としては、AppleはiPhone4で最適解にたどり着いてしまったのです。iPhone5までは許容範囲としても良いとは思いますが、「ズボンのポケットに入らない、片手で操作しても親指が左上の戻るボタンに届かない、耳にあてて電話するには大きすぎる」iPhone6 Plusは、そもそものiPhoneの設計思想から逸脱しています。 私の思うに、Appleの経営陣は成長が鈍っているiPadに限界を感じ、常時接続型/常時携帯型のタブレットとしてiPhone 6Plusを作ったのだと思います。 それはそれで悪くはない戦略だと思いますが、それであれば、よりiPad miniに近い設計であるべきだったし、iPhoneとは一線を引くべきだったと思います。iPhoneの縦横比は、ポケットに入れて持ち歩く電話にふさわしいものです。 つまり、私がiPhoneの責任者であったとすれば、iPhone6はiPhone5と同じ大きさにとどめ、同時に電話機能を持った5.5インチiPadを(iPadの縦横比を維持したまま)出したと思います。そして、それにはいかにも女性が喜んで使いそうな形のBluetooth Headset(もちろん色は白)を標準装備し、タブレットで電話をする時にはBluetooth Headsetというライフスタイルを普及させたと思います。 |
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