| 自分のことを全部後回しにさせるぐらい勢いが必要やろな。 若いうちはジコチューでええよ。でも、それが度が過ぎたりすることで、友だち減らし続けるわけや。そのことに、いい加減に気づかせたらなアカンと思うなぁ。「なんで自分のこと心配してくれる人1人もおれへんねやろ?」と。 だから、おれ、いっつもクロイワに「おまえ、何を自分のことばっかり考えとんねん!」言うて、怒ってるわけや。これは暇かかんねやて。人っていうのは、実際の恩恵がないと気づき難いねん。 でも、そうやって怒って、近くに置いてたら、芽吹いてくんねんて。「あれ? なんで兄貴には、遠い日本にまで心配してくれる人がいっぱいいてるのに、日本に住んでるぼくにはまったくいてないんだろう?」と。
他人事にかまけんねやて。そういう人を人は大好きや。そういう人が銅像なんねんて。忠犬ハチ公が渋谷で銅像になっとるのは、だからや。 だけど、なんでハチ公がそんなにまで忠義を尽くしたかというところが肝要で、それって、飼い主が面倒看続けてきたからじゃないのか。ということは、ハチ公の横に飼い主を銅像にして立たせとくべきなんや。その方が、もっと微笑ましいやんけ。
むかしの日本は、そういう社会やったで。「おい、坊主、どこ行くんや?」というオッサンとか、おっせっかい焼きばっかりやったんや。 おれは、そういう社会を復元したいんや。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿