しんコロ ねこブロガー/ダンスインストラクター/起業家/医学博士。免疫学の博士号(Ph.D.)をワシントン大学にて取得。言葉をしゃべる超有名ねこ「しおちゃん」の飼い主の『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』ではブログには書かないしおちゃんのエピソードやペットの健康を守るための最新情報を配信。 | 脳神経系、内分泌系、免疫系は体の3大生理システムで、それぞれが互いに影響を及ぼし合っています。分かりやすい例では、ストレスによってホルモンバランスが乱れたり、免疫力が低下して感染症などにかかる例です。 一方で、免疫のバランスが精神や行動にどのように影響を及ぼすかは科学的なエビデンスはまだほとんどないと思います。その意味で、免疫学的なうつ対策というのは正直難しい質問ですね。 ただ、免疫バランスが崩れることは身体の基本的な防御システムの低下につながり心も滅入るので、免疫力を落とすような食事や生活リズムはなさらないようにされるのが良いと思います。
さてペット(アニマル)セラピーですが、恐怖感や不安感を軽減するというデータは存在します。うつはもう少し根が深い問題なので、単発ではなくて継続的なセラピーが必要かと思われます。 ただ、アニマルセラピーというのは受ける側が動物に対してどれだけ自分を関わらせるか、しいてはどれだけ愛情を感じられるかで効果が変わってきます。これも、アニマルセラピーの効果がなかなか科学的に検証しにくい理由の一つかもしれません。 愛情を持って接することのできる自分のペットを持つことは僕個人はおすすめしていますが、人によってはいろいろな事情を考慮の上で決定しなければならないことでしょうね。 いずれにしても、日本でアニマルセラピーを行っている施設や推奨している病院があるようでしたら、相談されてみるのは悪くないと思いますよ |
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