| | アパートを建設するときの最重要ポイントとは | ──日本AMサービス 代表 堂下 葉(どうした よう) | | | 堂下 葉(どうした よう) 不動産賃貸、不動産売買、プロパティマネジメント、アセットマネジメント業務を経て日本AMサービス創業。不動産ファンドで培った約2,000億円規模の収益不動産の投資業務に基づいた「不動産価値の最大化」をコンセプトとした個人投資家向け不動産投資のトータル的なサポートを行うアセットマネジメント業務を提供。 | | 今回は実際にアパートを建設する場合に重要な事項を考えていこう。木造アパートの場合、市場の動向や業者のブランド力等でも大きく変わるが、建設費は概ね坪単価40万円〜60万円くらいである。設備ラインナップ、物件の見た目などの印象は、借主にとって大きな影響を与えることは確かだが、建設コストを多くかけたことで賃料を相場より高くすることや、建設コストを抑え過ぎてしまうことで競合物件よりも劣ってしまうということは避けなければならない。
■間取 一般的なアパートの場合、ワンルームや1Kタイプが主流であるが、地域によっては空室率が高く、需要自体が少ないケースもある。シングルの社会人や学生が中心の町であればワンルームや1Kタイプでもいいが、保有する土地が都合よくそうした地域にあるとは限らない。くれぐれも業者の「一般的な間取はワンルームや1K」という言葉を鵜呑みにしてはいけない。仮に同規模の物件を建設するとなった場合、1Kが12部屋であれば1LDKを6部屋作ることができる。設備投資の面で考えても、風呂、トイレ、インターフォン、給湯器等は半分で済む計算。また長期的に考えて設備を入れ替えることになった場合も生涯コストは安くなるだろう。
次に考えるのは収益面である。ワンルーム、1Kの2倍の賃料で1LDKが募集可能かということだ。こうした要素と保有する土地柄を考慮にしながら間取を決めて行くことが重要となる。
■設備 入居者の心を捉える大きな要因となるのが居室の設備と言っても過言ではない。賃貸住宅もこれまでの物件では考えられなかった設備があるケースもあり、浴室にTVが付いている住宅も登場している。近年の設備で人気条件として上げられているのは、単身者であれば独立洗面台、モニター付インターフォン、ウォシュレット。ファミリータイプの場合、追炊き機能付きのバス、インターネット無料、オートロックだ。入居者のライフスタイルを考え、どのような設備が必要かを考慮することも重要となる。
こうした部分を判断材料にしながら、建設コスト、収益性を考慮することでアパート経営は、より安定性を確保することにつながる。 エージェントを探しは資料請求から! お持ちの不動産の価格査定はコチラ
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