2013年6月13日木曜日

59才男がスッポン8倍を飲むと…/新緑の季節に訪れたい東北屈指の渓流をご紹介。沖縄からは不可思議スポットも【旅まぐ】

2013/06/13 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
旅まぐ
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59才男がスッポン8倍を飲むと…


【今週の旅の目次】
郷愁の原風景

沖縄、その聖なる気だるさ

まぐまぐからのお知らせ

旅まぐ写真館

 
【編集部より】
 『郷愁の原風景』、今回は東北屈指の渓流を訪ねる旅。『沖縄、その聖なる気だるさ』のコーナーでは、大都市・那覇の街なかにひっそりとたたずむ共同井戸をご紹介します。
 それでは今週も『旅まぐ』をお楽しみください。
 

 日本名水紀行も早いものでもう5回目。今週は東北地方を代表する渓流をご紹介します。

 高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」で知られる十和田湖。東北地方で一二を争う透明度を誇るこの湖から唯一流れ出している河川が奥入瀬川で、十和田湖畔の子ノ口(ねのくち)から焼山までの約14kmの渓流は、十和田湖とともに国の特別名勝、そして天然記念物に指定されています。

 渓流沿いに整備されている遊歩道は、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されており、写真撮影などしつつゆっくりと歩いても4〜5時間ほど。新緑が美しいこの時期は特におすすめです。有料・予約制ではありますが、「十和田湖奥入瀬観光ボランティアの会」にお願いすれば、「一緒に歩き隊」のメンバーがガイドしてくださるのもうれしいところ。

 そんな奥入瀬渓流を代表する流れのひとつが「阿修羅の流れ」。まさに阿修羅の如く岩をも削るような流れは迫力満点。その流れの激しさは渓流一とも言われ、絶好の写真撮影スポットとなっています。

 この地域はまた、いくつもの滝が点在していることから、渓流沿いの道は「瀑布街道」とも呼ばれます。ただし本流にかかる滝はひとつを数えるのみ。それがこの銚子大滝です。幅15m、落差7m。奥入瀬屈指の美しさを誇るこの滝は、十和田湖に入るために川を遡上してきた魚を拒んできたため、「魚止めの滝」とも言われています。水量も豊富で、天然のミストが楽しめる納涼スポットでもあります。

 さて、その銚子大滝から上流へと歩くこと30分ほどで、十和田湖畔の子ノ口に到着です。実はこの子ノ口、「日本の夕陽百選」に選ばれている夕陽の名所。渓流と夕陽の美しさを一度に楽しめてしまう奥入瀬渓流を歩く旅に、あなたも出かけてみませんか?


■ 奥入瀬渓流ホテル
渓流河畔に建つ唯一のホテル。
良質な温泉を楽しむこともできます。
■ 渓流足(アシ)ストサイクル 楽チャリ
「歩きは辛い」という方のために。
乗り捨ても可能なので使い方は無限です。
■ 十和田湖奥入瀬ろまん新聞
奥入瀬のすべてがわかるサイト。
「一緒に歩き隊」のお申し込みはこちらからどうぞ。
 
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那覇市首里儀保町『宝口樋川(タカラグチヒージャー)』
 
 沖縄唯一の鉄道「ゆいレール(沖縄都市モノレール)」。その終点首里の一つ手前に儀保(ぎぼ)駅という駅があります。儀保駅周辺はたくさんの車が往きかい、商業ビルやマンションの建つ、一見よくある近代的な町並み。ただ、今回ご紹介するのは、そのような近代的な町に対して、ひっそりと抗うかのように存在する不思議スポット、宝口樋川(タカラグチヒージャー)です。ヒージャーとは、沖縄の方言で共同井戸のこと。
 
 儀保駅で下車し、那覇市立病院向けにしばらく歩き、「沖縄ガス」の建物を左折すると真嘉比川という川があります。橋の上から川を眺めると、まるで町の異物のように、深い渓谷が、住宅街を切り裂くように横たわっています。川の脇道(幅約1mの石畳道)を降りていくと、底の方まで石段が。  
あいかた積みの石垣と水槽

 やがて谷底に近づくにつれて立派な石積みが組まれた一画が見えてきました。そう、ここが宝口樋川。
 

ヒージャー横の滝壺

 切り立った崖は、沖縄独特のあいかた積みによって強固に守られており、人工的な水路からはこんこんと水が湧き出ています。梅雨の晴れ間の暑い日だったのですが、この空間だけはひんやりとした空気が流れていました。ふと横を見ると、ヒージャーの真向かいには滝壺のように落ちる真嘉比川の姿が。都会の住宅地に滝壺!?こちらもかなり驚きました。
 
 さて、この宝口樋川は、1807年に首里の村人達が資金を出し合って創り上げたものだそう。昔から水量が豊富で、干ばつ時にも涸れる事がない貴重な水源だったとのこと。
 
 奥に並んだ水槽(昭和初期建造)は、最初の湧き口は飲み水用、次に野菜・食器洗用そして最後は洗濯用とちゃんと区分されていて、4、50前までは近所の主婦達がここで毎日洗濯や炊事を忙しくこなしていたそうです。そして、その周りでは子供たちが遊んでいたとか。ノスタルジックな昭和の沖縄・・・なんか想像するだけでワクワクしますね。  
宝口ヒージャー奥から



ウガンジュとしての存在感
 
 
 建造されてから200年以上は経過しているヒージャーですが、もちろん、現在は日常的には使われていません。また残念なことに、30年ほど前に完成した環状線で末吉の森が分断され住宅が建ち並ぶようになってから、徐々に湧き水の量も減ってきているそう。どこかさびしい気もしますが、ただそこは沖縄。ヒージャーの水自体は日用されず、水量も減ってきてはいますが、ウガンジュ(聖なる拝所)としての存在感はまだまだあるようです。実際、地元の方々の来訪はとどまらないそう。僕が帰る際にもユタ(沖縄の霊能者)のおばあさんと中年の夫婦が真剣に拝んでいました。宝口樋川を見に行って、本物のユタに出会った・・・なんてのも楽しいんじゃないでしょうか。ぜひ、たずねてみてください。
 
伊波 一志(いは かずし)
1969年、沖縄生まれ。写真家。香川大学法学部卒。
2007年夏、44日間で四国八十八カ所1,200kmを踏破。現在、沖縄県在住で、主に『母の奄美』という作品撮りのため奄美大島を撮影中。家族は、妻と三人の子。

 
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旅まぐ写真館

読者の皆さんと一緒に作るコーナー『旅まぐ写真館』。
今週はつごもり78さんからの投稿です。
佐賀県武雄市御船山の見事なつつじを写した1枚。
素敵なお写真、ありがとうございます。


『旅まぐ写真館』では、毎週1点を掲載させていただきます。
皆さんが旅先で撮られた渾身の1枚をお送りください。
素敵なお写真、お待ちしています。
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【旅まぐ】 2013/06/13 号(毎週木曜日発行)
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