細野豪志と山本モナもびっくりの路上キス写真が週刊新潮の記事になった。当事者は自民党の門博文衆議院議員(49)と、私の選挙区選出の中川侑子衆議院議員(56)である。二人は二階派に所属しておられる。自分の派閥の大番頭である西川公也農林水産大臣辞任の当日に、密会をしていたところをスクープされた。
2012年12月の総選挙では、故・中川昭一代議士の遺影を掲げ、弔い合戦を演じた今回の主役・中川郁子さんに私は選挙区で敗れてしまった。「石川さん、ここ北海道11区はとかく全国ニュースになるところだね。鈴木宗男事件に始まり、中川昭一大臣のローマもうろう会見でしょ。そしてあなたの陸山会事件があり、今回の路上キス事件と、本当にいろいろ出てくる選挙区だね」と旧知の新聞記者から言われ、「私や宗男さんは冤罪事件だから質が違う」と反論しておいた。だが、確かに言われてみればそうかもしれない。これだけ全国ニュースになる人が次々と出てくる小選挙区は、300小選挙区でも少ないだろう。
私の地元で発行されている十勝毎日新聞は、地域に密着した新聞であり、十勝地域では北海道で圧倒的なシェアを誇る北海道新聞より多く読まれている。政治家が新聞社に寄れば必ず記事にしてくれるので、応援で入って頂いた弁士などを連れて行くのだ。後で記事になると政治家は喜んで支援者に配る。だから、自民党であれ、民主党であれ、共産党であれ、必ず十勝毎日新聞社に応援弁士を連れて行き記事にして貰うのだ。
以前、「中川さんは、何でこんな無名の議員を呼ぶのだろう?」と、門議員の来訪記事を読んでこうした感想を十勝毎日新聞紙の記者自身が漏らしていたことがあるが、今回の記事を見てなるほどと思っただろう。確認されているだけで、昨年から十勝に2回来ているそうだ。私の経験から行くと、他の選挙区に一年間で二回も行くというのは地元で行事を抱えている現職議員としては難しいことなので、今回、新潮の記事で個人的な関係があったと知り、なるほどと思った。
TPP交渉や農協改革など問題は山積みである。体調不良で入院したそうだが、農林水産大臣政務官の職責を全うするのは難しいのであれば辞任すべきだろう。 |
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