しんコロ ねこブロガー/ダンスインストラクター/起業家/医学博士。免疫学の博士号(Ph.D.)をワシントン大学にて取得。言葉をしゃべる超有名ねこ「しおちゃん」の飼い主の『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』ではブログには書かないしおちゃんのエピソードやペットの健康を守るための最新情報を配信。 | ジェネリック医薬品とは、「先発医薬品」として販売されていた医薬品が、その有効成分の特許が切れた後に、他の製薬メーカーが同一の成分で製造・供給しているもののことを言います。つまり、名前やブランドが違っても中身(有効成分)が一緒の薬ということです。 ジェネリック医薬品のメリットは、安価で製造販売できるために、患者の負担が少なくなることです。 アメリカではジェネリック医薬品が広く普及していますが、それは保険制度が日本と違うせいもあります。 アメリカでは医療保険制度が日本ほどしっかり整っていないので、医者に薬を処方してもらうだけで何万円、何十万円と請求されることがあります。 ジェネリック医薬品を選択することで患者側は出費を抑えられるという理由があります。 さて、安全性に問題があるかどうかですが、基本的にジェネリック医薬品は「生物学的同等性試験」を経て先発医薬品と効果がほぼ同等であることのデータを元に国に承認されます。 ただ、ジェネリック医薬品は添加物やコーティングなどが先発医薬品とは異なることがあり、それによる二次的な効果の差というものはあり得ます。患者によってはジェネリック医薬品が先発医薬品ほどの効果を示さない場合もあるし、逆にジェネリック医薬品の方が合う場合もあります。 「ジェネリック医薬品だから安全ではない」と一般化してしまうのは極端な意見だと思います。 一方、病院側としてはジェネリック医薬品を使用したことでこれまでよりも治療効果が出なかった場合、医療機関の報酬点数が減点されることがあるので、前例のないジェネリック医薬品を使用することを避けるという傾向もあります。 さて、僕が処方される際には、アメリカだったら費用によってはジェネリック医薬品を選択することもあるかもしれません。 でもまあ、ケース・バイ・ケースです。 |
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