中島 聡 マイクロソフトでWindows95、Windows98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフアーキテクトなどを務めた。現在シアトル在住。「エンジニアのための経営学講座」を中心としたゼミ形式のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界に通用するエンジニアになるためのノウハウを分かりやすく解説。 | 難しい問題ですね。私自身も、仕事で Facebook グループや Gmail を使っていますが、セキュリティという面で本当にそれで良いのかという疑問は時々感じます。 結局のところは、そういったサービスを提供している会社をどこまで信用するのか、という話と、万が一情報が盗まれたり無くなってしまった時にどのくらい困るのか、という観点からある程度割り切って使うしかないと思います。 会社としてより機密性を高めたいのであれば、メールやカレンダーぐらいは内部で管理すべきだという人もいますが、そこまで言うのであれば、自社サーバーはクラウド上におかず、イントラネット上に置いて、外からアクセスする場合には VPN を使うという話になると思いますが、果たしてそこまでするメリットが未だにあるのかどうかは疑問です。 どのみち100%安全な方法はないと割り切り、絶対に失いたくない情報は複数のサービスをまたがって多重化しておく、万が一の情報漏洩の際にも困らないように予防線を張っておく、会社が持っているセキュリティポリシーには従っておくなど、ある程度の事故はある程度の頻度で起こるという前提であらかじめ予防線を張っておくのが良いと思います。 |
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