2011年7月22日金曜日

「やぶ医師のひとりごと」 認知症の検査、診断

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 288 号  ◆
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   2011年7月22日発行 購読者数 9664名
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<本日のテーマ>  認知症の検査、診断
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今日も、元気を出して行きますよ〜♪

今月からは新しい病気というか状態、

「認知症(にんちしょう)」についてでしたね。

まずは、先週までの復習。

 ●認知症(にんちしょう)とは

  ○認知症というのは、昔で言う「痴呆(ちほう)」の事。

  ○「認知症」自体は病気の事ではなく、

   「特有の症状を示す状態」の事を意味する。
 
  ○年齢が高くなればなるほど、認知症になりやすくなる。

  ○「アルツハイマー病」や「脳卒中」等の病気が

   原因で認知症になる。

  ○病気が原因なので、治療をすれば進行を遅らせる事や、

   場合によっては治す事もできる。


 ●認知症の症状

○体験した事自体を忘れてしまう。

  ○物忘れをした自覚すらない。

  ○徐々に進行すると、排泄・入浴・着替え等の

   日常生活も困難になる。

  ○理解力や思考能力が低下する。

 ●認知症の原因となる病気

  ○アルツハイマー病

   認知症の原因となる病気で最も多い。

   「物忘れ」が特徴的

  ○脳卒中

   脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、3つをまとめた呼び方。

   認知症の原因疾患で2番目に多い。

   □アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症で、

    認知症の大半、8−9割を占める。

  ○レビー小体病

   最近、国際的にも注目されている病気で、

   認知症の原因となる病気で3番目に多い。

   □アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、

    レビー小体型認知症で、「三大認知症」、と呼ばれる。


    ▲治る認知症

  ○慢性硬膜下血腫

  ○正常圧水頭症

  ○甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症など


    ▲その他の認知症の原因となる病気

   パーキンソン病、クロイツフェルト・ヤコブ病、

   脳腫瘍、脳炎・髄膜炎、アルコール脳症、

   低血糖、肝性脳症、薬物中毒、など。

「認知症」というのは、昔で言う「痴呆(ちほう)」の事で、

病気ではなくて、「特有の症状を示す状態」の事を意味します。

昔の「痴呆」のイメージ通り、認知症の症状というのは、

物忘れが極端に激しくなったり、思考能力がすごく落ちて、

日常生活も困難になる、というような事です。

認知症には、年齢が高くなるほどなりやすくなって、

85歳以上だと、4人に1人が認知症になってしまいます。

「認知症」そのものは病気ではなくて、いろんな病気が原因で

なっている、「状態の総称」の事です。

認知症の原因で最も多いのが「アルツハイマー病」で、

認知症の約半分を占めるといわれていて、物忘れが特徴です。

その次に多いのが、「脳卒中」が原因の、脳血管性認知症で、

アルツハイマー病と合わせて、認知症の8割方を占めます。

名前はあまり有名じゃないけど、意外と多い、

「レビー小体病」という病気もあります。

それと、大事なのが治療をすれば治る認知症で、

「慢性硬膜下血腫」や「正常圧水頭症」それに、

「甲状腺機能低下症」や「下垂体機能低下症」などの

ホルモン異常が原因の事もあるよ、って話でしたね。

  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

そんな訳で、今週も「認知症」について。

今日は「認知症の検査と診断」についてです。

 ●認知症の検査、診断

認知症そのものは「病気」ではなくて、

「特有の症状を示す状態」の事です。

病気が原因で認知症になるわけですから。

厳密に言うと、認知症特有の症状があるか、

って事を調べるのと、原因となる病気があるか、

というのを調べるのと、二段階ある事になります。

そして、認知症と似たような症状なんだけど、

一時的なものとか、認知症以外の病気、というのもあるので。

そういう事も含めて診断するために、検査を行います。

  ○問診

はい、例のごとく、また出ましたね、この言葉。

患者さん、もしくは家族に、症状などを問いかけて

答えてもらう、という検査の事です。

認知症の場合は、本人は理解していない、

という事も多いですから、家族に話を聞く、

ってのが非常に重要になります。

もちろん、本人へ質問して、こちらの話を

全然理解していない、とか。

返答の仕方が支離滅裂、とか、そういう事があれば、

認知症の可能性が高いなー、という話になりますので。

本人へ問いかける事も非常に重要ですよ。

それと、普通は病院(診療所)に行ったら胸の音を聞いたり、

背中の音を聞いたりとか、そういうのやりますよね。

認知症の場合でも、そういう一般的な内科の診察に加えて、

腱反射検査等で、運動機能や神経系のチェックも行ないます。

脳卒中になっていれば、麻痺があったり、神経の異常が出る

という事も多いし、他の神経疾患が原因で認知症になる、

という事もありますからね。

  ○知能テスト

これは、認知症の診断以外では、あまり聞きませんよね。

最も有名で、たくさん使われているのが、日本人が開発した

「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」(HDS-R)というものです。

これは、本人に年齢や生年月日を聞く事から始めて、

いくつか簡単な言葉を覚えてもらったり、簡単な計算を

してもらったりして、それに点数をつける検査です。

細かい話は良いんですが、あんまり答えられないとか

間違えるとテストみたいに点数が減っていく検査なんです。

20分くらいで出来る検査っていうかテストで、

30点満点で、20点未満なら認知症疑いになります。

普通のテストと同じで、20点未満で認知症疑いでも、

19点と2点では全然違って、2点の人は

認知症がかなり進んでいますねー、という話になります。

  ○血液検査

先週も書いた通り、甲状腺機能低下症や下垂体機能低下症

など、ホルモン異常の病気は血液を調べればわかるので。

認知症が疑われる場合は、血液検査をします。

それと、先週は長くなったので省いてしまいましたけど。

低血糖や脱水、電解質異常などで、一時的に

頭がぼーっとして、認知症のような状態になる事もあります。

こういうのは、血液の検査をすればわかるので、

認知症疑いでは、血液検査が行われる事になります。

  ○画像検査

問診や知能テストで認知症の可能性が高いなー、

という事になれば、更に詳しい検査を行います。

認知症の原因で多いのは、アルツハイマー病や脳卒中

ですので、これらの病気かどうかを診断します。

画像検査というのは、具体的には、頭のCTやMRI。

それに脳に行く血流を見るSPECT(脳血流シンチグラフィ)

とか、場合によってはPET(ポジトロン断層撮影)

などの検査を行う場合もあります。

問診や知能テスト、血液検査くらいであれば、

診療所なんかでも簡単にできますけど。

CTやMRIは、ある程度大きな病院に行かないと、

普通はないですよね。

SPECT(脳血流シンチグラフィ)やPET(ポジトロン断層撮影)

なんかは、かなり専門的な病院じゃないとありませんから。

一回、医師ににかかってから、必要なら専門病院を

紹介してもらう、という形になる事が多いです。

CTやMRIを撮れば、脳梗塞や脳出血の跡があればわかるので、

脳血管性の認知症だな、という診断がつきますし。

脳が著しく委縮して小さくなっていれば、

アルツハイマー病だな、とか診断する事ができます。

それに加えて、脳に行く血流に異常があるな、

とかも調べて、総合的に認知症の診断を行います。

認知症の検査とか診断のポイントは、

認知症かどうか、っていう事を、話を聞いて診断する。

という事。

それと、認知症の原因となる病気があるか、

認知症と似た症状の他の病気や、低血糖や脱水など、

一時的に認知症のようになる異常がないか調べる。

って事ですよ。

そんなわけで、本日は「認知症の検査と診断」についてでした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。

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【今日のまとめ】


 ●認知症の検査、診断

  ○問診

   認知症の場合は特に、家族に話を聞くのが重要。

  ○内科的診察

   特に、腱反射検査等で、運動機能や神経系のチェック。

  ○知能テスト

   「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」(HDS-R)等で、

   どの程度の記憶力、理解力、計算力があるかをテストする。

  ○血液検査

   甲状腺機能低下症、低血糖、電解質異常、脱水等を調べる。

  ○画像検査

   △頭部CT、

   △頭部MRI

   △SPECT(脳血流シンチグラフィ)

   △PET(ポジトロン断層撮影)、など

    アルツハイマー病や脳梗塞、脳出血などの病気がないか、

    脳に行く血流に異常がないかを調べる。


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【編集後記】

そんな訳で、本日も認知症についてでした。

最近、新しいアルツハイマー型認知症の薬で、

「貼り薬」も出てきて、医療界でも

かなり注目されているんですよ。

それに、認知症がある患者の場合は、救急車で運ばれても

なかなか病院側も受け入れにくい、という現状もあるため、

これも問題になっているんです。

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