急に寒くなるとカラダは不安になります。寒さは人のカラダにとって大きなストレスとなります。カラダが弱い人や疲れのたまっている人・風邪の治りかけ・炎症のある疾患をわずらっている・精神を消耗している人は、寒さを人一倍感じます。 寒がるカラダはむやみに食欲をわきおこして寒さをしのごうとします。疲れと冷えに対する不安からの欲求なので過食はのちのち負担にしかなりません。無闇な食欲の根源を占って、食べ方の工夫をしてすごしましょう。 ・甘いものがむやみに食べたい 心身の慢性的な疲れで気力を消耗しています。甘味の食材を取り込むことで気力をやしないこわばるカラダをゆるめようとします。 ・塩辛いものがむやみに食べたい カラダが冷えているので、塩分をたくさん取り込むことで血行をあたためようとしています。 ・たくさん食べたい 消化器の働きがおちて胃袋がゆるんでいるために、飲食物をたくさん詰め込もうとしています。 ・対策 甘くて塩分を含む食物繊維をそなえた食材を温かくたべることで、むやみな食欲は満たされます。 疲労感をあまり感じなければ、ふかしたジャガイモに有塩バターをのせて「ジャガバター」にして食べるとよいです。 気力を消耗しているときは甘味をともなうサツマイモをふかしてバターや塩をふって召し上がるとよいです。 気力を消耗して疲労感がつよいときにはカボチャやサツマイモで温かいポタージュをつくることをおすすめします。トッピングにコショウや粉チーズをふってもカラダが温まります。 甘いケーキや塩気のおかしを食べたくなったら、温かい甘ミソのついたコンニャクの田楽をたべておくと過食の予防になります。日頃のお食事は水様性の食物繊維をたくさん含んだ里芋の煮つけを箸休めに食べるようにします。香りの良いシイタケ・マイタケをグリルで炙って香り良くめしあがると呼吸が深くなり空腹感が満たされます。 冬に備えたカラダ作りの経過でも、晩秋のころには過食傾向になりがちです。里芋を中心にした食物繊維豊富なイモ類や栗・精製していない穀類をちょっと濃いめの味付けで2週間ほど継続して食べていると、季節の変わり目のむやみな食欲はおちつきます。カラダの声を占って、季節に適った過ごし方のコツを味わってみてください。 |
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