2011年9月2日金曜日

「やぶ医師のひとりごと」 認知症、総まとめ

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 294 号  ◆
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   2011年9月2日発行 購読者数 9588名
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 HP:「病気の症状と予防」
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  <本日のテーマ>  認知症、総まとめ
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皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。

今日も、元気を出して行きますよ〜♪

今週も「認知症(にんちしょう)」について。

長かった認知症についても、今日で最後なので。

本日は、「認知症の総まとめ」をやっていきますよ。

 ●認知症とは

  ○認知症というのは、昔で言う「痴呆(ちほう)」の事。

  ○「認知症」自体は病気の事ではなく、

   「特有の症状を示す状態」の事を意味する。


  ○認知症、特有の症状
  
   ▲体験した事自体を忘れてしまう。

   ▲物忘れをした自覚すらない。

   ▲徐々に進行すると、排泄・入浴・着替え等の

    日常生活も困難になる。

   ▲理解力や思考能力が低下する。


  ○年齢が高くなればなるほど、認知症になりやすくなる。

  ○「アルツハイマー病」や「脳卒中」等の病気が

   原因で認知症になる。

  ○病気が原因なので、治療をすれば進行を遅らせる事や、

   場合によっては治す事もできる。

 ●認知症の原因となる病気

  ○アルツハイマー病

   認知症の原因となる病気で最も多い。

   「物忘れ」が特徴的


  ○脳卒中

   脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、3つをまとめた呼び方。

   認知症の原因疾患で2番目に多い。

   □アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症で、

    認知症の大半、8−9割を占める。


  ○レビー小体病

   最近、国際的にも注目されている病気で、

   認知症の原因となる病気で3番目に多い。

   □アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、

    レビー小体型認知症で、「三大認知症」、と呼ばれる。


    ▲治る認知症

  ○慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症

  ○甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症


    ▲ その他の認知症の原因となる病気

   パーキンソン病、クロイツフェルト・ヤコブ病、

   脳腫瘍、脳炎・髄膜炎、神経ベーチェット病、

   肝性脳症、アルコール脳症、薬物中毒、など。

 ●認知症の検査、診断

  ○問診

   認知症の場合は特に、家族に話を聞くのが重要。

  ○内科的診察

   特に、腱反射検査等で、運動機能や神経系のチェック。

  ○知能テスト

   「改訂長谷川式簡易知能評価スケール」(HDS-R)等で、

   どの程度の記憶力、理解力、計算力があるかをテストする。

  ○血液検査

   甲状腺機能低下症、低血糖、電解質異常、脱水等を調べる。

  ○画像検査

   △頭部CT、頭部MRI

   △SPECT(脳血流シンチグラフィ)

   △PET(ポジトロン断層撮影)、など

    アルツハイマー病や脳梗塞、脳出血などの病気がないか、

    脳に行く血流に異常がないかを調べる。

 ●認知症の治療

  ○原因となる病気の治療

   ▲「慢性硬膜下血腫」、「正常圧水頭症」なら手術。

    「甲状腺機能低下症」、「下垂体機能低下症」は、

     ホルモン補充などの、薬物治療。

   ▲脳卒中であれば、脳梗塞や脳出血の治療。


  ○薬物治療

   ▲認知症そのものを治す薬というのは存在しない。

   ▲認知症の進行を遅らせる薬、「アリセプト」は、

    認知症の進行を半年から1年遅らせる事ができる。

   ▲幻覚や妄想などの症状があれば、適宜、

    抗精神病薬、抗不安薬などの薬を追加する。

   ▲今年から、新しい認知症の薬も使えるようになった。


  ○薬物以外の治療

   ▲回想法

   ▲リアリティー・オリエンテーション

   ▲音楽療法、動物療法

   ▲リハビリ療法、など

 ●認知症の予防

  認知症を予防するという事は、アルツハイマー病や

  脳卒中を予防するという事と、ほぼ等しい。


  ○脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の予防

   ▲高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)があると、

    脳卒中になりやすい。

   ▲塩分を制限して、高血圧を予防する。

   ▲カロリー制限、体重を落として、糖尿病、

    高血圧、脂質異常症(高脂血症)を予防する。

   ▲禁煙する。


  ○アルツハイマー病の予防

   ▲食習慣

    □野菜・果物、魚を多く摂る

    □赤ワインを飲む


   ▲運動習慣

    週3−5回程度、できれば30分くらいの「有酸素運動」

    少し早めのウォーキング等、を行う。


   ▲行動習慣

    1人ぼっちにならないで、なるべく他人と会って、

    ゲームや会話、ダンスなどで、頭や体を使う。

 ●認知症の介護

  ○認知症の介護は、とても大変。

   相手の自尊心を尊重する事が大事。

  ○認知症の介護のポイントは「1人で抱えこまない」こと。

  ○1人で頑張りすぎないで、いろんなサービスや

   施設を上手に利用する。


   △事実の誤り(現実の取り違え)に対する対処法

    1)、否定しない事(逆らわない事)。

    2)、話題・場面を変えて、関心をそらす事。

   △失敗行動に対する対処法

    1)、叱らない

    2)、原因や状況を判断する

    3)、失敗を未然に防ぐ方法を考える

  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「認知症」というのは、昔で言う「痴呆(ちほう)」の事で、

病気ではなくて、「特有の症状を示す状態」の事を意味します。

「認知症」は、アルツハイマー病や脳卒中、脳炎など、

「脳」などの病気が原因でなる「状態の総称」の事なんですよ。

昔の「痴呆」のイメージ通り、認知症の症状というのは、

物忘れが極端に激しくなったり、思考能力がすごく落ちて、

日常生活も困難になる、というような事です。

認知症には、年齢が高くなるほどなりやすくなって、

85歳以上だと、4人に1人が認知症になってしまいます。

認知症の原因で最も多いのが「アルツハイマー病」で、

認知症の約半分を占めるといわれていて、物忘れが特徴です。

その次に多いのが、「脳卒中」が原因の、脳血管性認知症で、

アルツハイマー病と合わせて、認知症の8割方を占めます。

名前はあまり有名じゃないけど、意外と多い、

「レビー小体病」という病気もあります。

それと、大事なのが治療をすれば治る認知症で、

「慢性硬膜下血腫」や「正常圧水頭症」それに、

「甲状腺機能低下症」や「下垂体機能低下症」などの

ホルモン異常が原因の事もあります。

認知症っていうのを診断する為に、

最も大事なのが、本人や家族に話を聞く事です。

そして、先週やった「長谷川式スケール」のような

知能検査をして、認知症の進み具合をチェックします。

更に、血液検査をしたり、頭のCTやMRI、PETなんかをやって、

認知症の原因となる病気がないかも調べて、診断します。

そいで、治療なんですけど。

認知症の中でも、治療をすれば治る病気が原因の場合。

「慢性硬膜下血腫」、「正常圧水頭症」なら手術。

「甲状腺機能低下症」、「下垂体機能低下症」は、

ホルモン補充などの、薬物治療を行います。

それ以外の認知症の場合、治す事ができる薬はありません。

でも、アルツハイマー型認知症の場合は、

アリセプトという薬を飲んでもらうと、

認知症の進行を遅らせる事ができます。

最近は新しい薬もできて、効果も期待されています。

薬以外にも、リハビリ療法や心理療法などの

治療も行われる事がありますよ。

認知症そのものを予防する事は難しいんですけど、

認知症の原因となる主な病気を予防する事が、

認知症を予防する事にもなります。

脳卒中(脳梗塞、脳出血)の予防には、食事運動療法をして、

塩分やカロリーを控えて、体重を落とす事が大事です。

アルツハイマー病の予防には、魚や野菜などの食事、

軽い運動、そして、なるべく多くの人と会って会話をしたり、

頭や体を使う事も大切です。

認知症の介護は、とても大変だから、1人で抱え込まないで

協力してやるようにした方が良いですよ。

具体的な注意点は、普通の人を相手にするように、

理屈で言ったり、叱ったりしてはいけません。

相手の自尊心を尊重して、否定したりせずに、

話題・場面を変えて、関心をそらすのが良いです。

そして、原因や状況をみて、失敗を未然に防ぐ

方法を考えるようにしましょう。

そんな訳で、本日は「認知症、総まとめ」でした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【今日のまとめ】


 ●認知症、総まとめ

  本文を読んでね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【編集後記】

そいじゃあ、かなり長くなってしまいましたけど。

反響の大きかった、「認知症」についても、

今日でおしまいでーす。

来週からは、何の病気をやろうかな。

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たいてい、一つの病気が終わるころには、

次の病気を何にするか決めているんですけど。

今回は、まだっす。

ホントに、どうしようかなー。


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