2012年12月14日金曜日

「やぶ医師のひとりごと」 心房細動の治療2

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 359号  ◆
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   2012年12月14日発行 購読者数 8743名
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  <本日のテーマ> 心房細動の治療2
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皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。



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ガンの治療でメインになるのは、手術や化学療法、

放射線療法など、基本的には西洋医学が中心になります。



西洋医学は白黒はっきりつける、切ってしまう治療とか、

そういうのは得意なんですけど。

患者さんにとっては、それだけでは不十分な事もあるし、

必ずしもそれがベストな治療とは限りません。



そういう時には、東洋医学とか

漢方薬が使われる事もあるんですよ。



中国、香港、オーストラリアでは医薬品として認可され、

アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)から、

ダイエタリーサプリメントと認定されている

漢方薬もあるんですよ。



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今日も、元気を出して行きますよ〜♪

「心房細動」について。

まずは、前回までの復習。



 ●心房細動とは

  ○心房がぶるぶる震えているだけで、

   ほとんど役に立っていない状態の不整脈。

   でも、心房は心臓の役割の2割しか果たしていないので、

   それだけですぐに命に関わる事はない。

  ○心房の動きの一部しか心室に伝わらないため、

   心室の動き(拍動)は、不規則(不整)。



 ●心房細動の症状

  ○脈が乱れる、脈が不整、脈がばらばら

  ○動悸、ドキドキする

  ○息が苦しい、胸が苦しい、

  ○めまい、頭がぼーっとする 等

  ○心房細動が続いている場合は、無症状の事も多い。



 ●心房細動で困る事

  ○心不全

   心臓の機能が低下する状態。

   息切れや、体のむくみ、呼吸困難等の症状が

   出る場合もある。

  ○脳梗塞

   心房の中で血液の流れが滞って、血の塊(血栓)が出来て、

   それが頭(脳)に行く血管で詰まって、

   脳細胞が死んでしまうと「脳梗塞」になる。



 ●心房細動の種類

 (1)発作性(一過性)心房細動

    7日以内に自然停止する心房細動。

 (2)持続性心房細動

    7日以内に自然停止しない心房細動。

 (3)慢性心房細動

    半年以上ずーっと心房細動が続いているもの。



 ●心房細動の治療

  ○最も重要なのは、脳梗塞を予防する事。

  ○心房細動があって、脳梗塞になった事がある人や、

   高齢者、高血圧、糖尿病、心臓弁膜症、

   心不全がある人は脳梗塞になる確率が高い。

  ○こういう人は、ワーファリン等、血液が固まりにくく

   なる薬を飲んで治療を行う。



心房細動というのは不整脈の一種です。

具体的には、心臓の中の心房が正常に機能していなくて、

心房の動きの一部しか心室に伝わらないので、

脈が不整になるような不整脈です。



脈が乱れるような不整脈なので、心房細動の症状は

脈が乱れるような感じとか、動悸がしたりします。

心房細動が続いて慣れちゃうと、全く症状がない、

という場合も多いです。



症状がないから良いか、というとそんな事はなくって、

心房細動になると、心臓の80%位しか機能していない

という事なので、心不全になりやすくなってしまいます。



心房細動で最も困る事は、心房の中で血液が滞って、

血の塊(血栓)が出来て、それが脳に行く血管で詰まって、

脳梗塞になり易くなっちゃうんですよ。



心房細動といっても、一時的に心房細動になる

発作性(一過性)心房細動、というのと、ずーっと

心房細動が続いている、持続性心房細動や慢性心房細動と、

大きく分けて3種類に分けられます。



んで、心房細動の治療は、脳梗塞にならないように、

血液を固まりにくくする治療が中心になりますよ、

って話でしたね。



  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆    



そいじゃあ、本日も「心房細動」について。

今週は、先週に引き続き「心房細動の治療」についてです。



 ●心房細動の治療2

先週の復習になりますが、心房細動の種類というのは

大きく分けて3種類あります。



 ●心房細動の種類

 (1)発作性(一過性)心房細動

    7日以内に自然停止する心房細動。

 (2)持続性心房細動

    7日以内に自然停止しない心房細動。

 (3)慢性心房細動

    半年以上ずーっと心房細動が続いているもの。



「発作性(一過性)心房細動」というのは、基本的には

正常というか洞調律で、一時的に心房細動になるタイプです。



一時的にでも心房細動になると、心房の機能が低下するから、

心臓の機能自体も8割くらいと、落ちてしまいますし、

不整脈が出たら、動悸とか症状が出る事も多いです。



だから、一時的に心房細動になるタイプの場合は、

心房細動にならないようにする、

もしくは心房細動になっちゃった場合に、止める。

というタイプの薬を飲んでもらいます。



まあ、年に一回とか、数ヶ月に一回くらいしか、

心房細動にならない人なら、毎日薬を飲むっていう

必要はないと思いますけど。

毎日のように、しょっちゅう心房細動になって苦しい、

という人であれば、薬を飲んだ方が良いと思います。



でも、ずーっと心房細動になっている場合のタイプの

心房細動の治療は、ちょっと違います。



だって、ずーっと心房細動なんだから。

止める事もできないし、予防する事もできないんですよ。

だから、「心房細動」になってしまった事は受け入れて、

うまーく共存して、困らないようにしよう。

という治療が中心になります。



(2)の持続性心房細動というのは、その中間ですから、

心房細動が止まる可能性がまだある場合は、

心房細動を止める薬を飲んでもらう、

という治療もあって良いと思います。



ただし、時間が経ってもう心房細動は治らないな、

と判断した時点で、心房細動を止める、というタイプの

薬は中止してもらうのが基本になります。



心房細動で困る事は、「心不全」と「脳梗塞」になる事。

だから、こうならないような治療というのが、

心房細動の治療の基本になります。



先週は、脳梗塞の予防の話をしましたので、

今週は「心不全」に対する治療の話をしていきますよ。



 ○心不全の予防、治療

心房細動の場合、元々心臓の機能が少し衰えているとか、

心房細動になって、脈がすごーく遅くなったり、

逆にすごーく早くなったりした場合。

「心不全」という状態になりやすいです。



甲状腺の病気とかが原因で心房細動になって、

結果的に心不全にもなっている。

という様な場合は、もちろん「元の病気の治療」

というのが最優先される、というのは

心房細動でも、どの病気でも一緒です。



でも、年齢を重ねるにつれて、心臓の機能が衰えた、

っていう人なんかは、それ自体はどうしようもないですよね。

それはしょうがないので、それ以外の治療をします。



脈がすごーく速いとか、遅いとか、

そういう場合に心不全になりやすいんですから。

脈がすごく速い場合は、脈を遅くする薬を飲んでもらいます。



脈がすごーく遅い場合。

この場合は、脈を早くする薬っていうのは、あんまりなくて

効果もはっきりしない場合が多いし。

それに、あんまり脈が遅すぎると、心臓が止まって

「突然死」しちゃう事もあるんですよね。



そうなると困っちゃいますから、

脈がすごーく遅い場合は「ペースメーカー」

という機械を入れて、機械に脈を一定に保ってもらいます。



脈が一時的に遅くなる場合の心房細動は、程度にもよるんですが、

心不全にならない場合もあるんですよ。

心不全になってなくても、極端に脈が遅くなる場合。

心拍数20代とか、一時的に5秒以上心臓が止まるとか、

そういう時はペースメーカーを入れる治療(手術)をします。



この機械があれば、心拍数が一定以下になる事はないので、

心臓が止まって突然死する、って事はなくなりますし。

心拍数が遅すぎる事もなくなりますので、

心拍数が遅い事による心不全の治療にもなります。



専門用語で言うと、一時的に心房細動になる、

「発作性(一過性)心房細動」を洞調律に戻す治療を、

「リズムコントロール」。

ずーっと心房細動の「慢性心房細動」の心拍数をコントロール

する治療を、「レートコントロール」って言いますけど。

特に覚える必要は、ありませんよ。



詳しい話は、「心房細動ガイドライン」

っていうのがあるので、興味のある人は

読んでみてくださいね!

「心房細動治療 ガイドライン 2008」
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_ogawas_h.pdf



そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



【今日のまとめ】


 ●心房細動の治療2

  ○発作性(一過性)心房細動の場合は、心房細動を

   止めたり、予防したりする薬を飲んでもらう。



  ○心不全

   心拍数が速すぎる場合は、心拍数を遅くする薬を飲む。

   心拍数が遅すぎる時は、場合によってはペースメーカーを

   植え込む手術が必要になる場合もある。



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【編集後記】

心房細動の治療で一番大事なのは、先週も書いた通り、

心原性の脳梗塞(心房に血の塊ができて脳梗塞になるタイプ)

を予防する事です。



それ以外に、心拍数が早すぎたり遅すぎると心不全になるから、

予防のために薬を飲んだり、脈が遅すぎる場合には

ペースメーカーが必要になる事もあるよ、って話ですね。

戻るものなら、正常に戻したいから、心房細動を予防(止める)

薬も飲みますよ、ってのもありますけど。



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今週も、めちゃくちゃ忙しかったっす。

3週連続で、急に忙しくなって、

今までで一番心臓カテーテル治療をやってる気がします。

年末、落ち着いてくれれば良いんですが。




















































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