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◆ やぶ医師のひとりごと 第 347号 ◆
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2012年9月14日発行 購読者数 8863名
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ブログ：「健康、病気なし、医者いらず」
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ＨＰ：「病気の症状と予防」
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＜本日のテーマ＞ 急性心筋梗塞、総まとめ
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皆さん、こんにちは。
今回から購読して頂いた方、はじめまして。
循環器内科医のDr. Iです。
○感謝の声が続々！
http://www.shin-kanporyohou.com/
不治の病の代表といえば、「ガン」でしたけど、
今はいろんな治療が出来て、助かる人も多くなりました。
手術や放射線治療、抗がん剤による化学療法
というのが主な治療ですが、
それだけでは不十分な場合もあります。
そういう時には別の治療を追加したり、
場合によっては変更する場合もあります。
その中には漢方薬を使う治療もあって、
世界的に注目されているんですよ。
３５年も抗ガン漢方研究一筋でやってきた方が、
本を出されて、大反響でーす。
興味のある人は、読んでみてね！
○「ガンを治す新漢方療法」
http://www.shin-kanporyohou.com/
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今日も、元気を出して行きますよ〜♪
本日も「急性心筋梗塞」についてです。
急性心筋梗塞についても今日で最後なので、
いつものように、「急性心筋梗塞、総まとめ」です。
●急性心筋梗塞とは
○心臓の表面にある心臓に血液を送っている血管
（冠動脈）が詰まって、心臓の筋肉が死んでしまう病気。
○心筋が死ぬので、胸痛の症状が出る場合が多い。
○危険な不整脈が出て、突然死する場合もある。
●急性心筋梗塞の症状
○胸痛が最も多い（７５％）。
○典型的なのは「胸が重苦しい感じ、締めつけられる感じ」で、
数時間から丸一日続く事が多い。
○胸以外にも、胸から顎、首の痛み、左肩の痛み、
みぞおち、お腹の上の方の痛み、という場合もある。
○重症の場合は、呼吸困難にばる場合や、冷や汗が出たり、
意識低下、失神、突然死、する場合もある。
○胸痛などの症状が出ない心筋梗塞もある。
●急性心筋梗塞の診断
○問診
○心電図
○血液検査
○心臓超音波（心エコー）
○心臓カテーテル検査（冠動脈造影）、など
●心筋梗塞
○急性心筋梗塞
心臓の血管（冠動脈）が詰まってすぐ、
３日以内とか２週間以内の事。
○陳旧性心筋梗塞
冠動脈が詰まって、一か月以上経過したもの。
●狭心症
○労作性狭心症
冠動脈が狭くなって、動いた時などに
一時的に胸痛が出る病気。
○不安定狭心症
冠動脈が詰まってはいないけど、詰まりかけの
状態で安静時にも胸痛が出る狭心症。
●急性心筋梗塞の原因
○年齢（高齢）
○糖尿病
○高血圧
○脂質異常症（高脂血症）
○喫煙（タバコ）
○家族歴、など
●急性心筋梗塞の治療
○心臓カテーテル治療
心臓の血管（冠動脈）までカテーテル（チューブ）を
持っていき、詰まっている血管のところで
風船のような物を膨らませ、血管を広げるような治療。
○内服治療
▲血液を固まりにくくする薬
▲心臓（心筋）を保護する薬
▲コレステロールを下げる薬
○禁煙
○食事・運動療法
○心臓バイパス手術
●急性心筋梗塞の予防
○食事療法
▲基本的にはカロリー制限。
▲野菜や魚をなるべく多く摂るようにする。
○運動療法
▲少しずつでも良いので、なるべく有酸素運動をする。
○禁煙
○内服治療
▲血圧を下げる薬
▲血糖値を下げる薬（インスリン）
▲コレステロールを下げる薬
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
心臓っていうのは、心筋という筋肉で出来ていて、
血液を体中に送り出すポンプの役割をしている臓器です。
心臓の表面に冠動脈という血管があって、それが
心臓に血液を通して、酸素や栄養を送っています。
心臓の血管が詰まると心臓に血液や酸素がいかなくなって
心筋が死んでしまうので、胸痛という症状が出ます。
これが、急性心筋梗塞です。
典型的な胸痛は「胸が重苦しい感じ、締めつけられる感じ」で、
数時間から丸一日続く事が多いです。
重症の場合は、呼吸困難や、冷や汗が出たり、
意識低下、失神、突然死する場合もあるし、
症状が出ない心筋梗塞もあります。
心筋梗塞に対して、心臓の血管が狭いので、
一時的に血流が悪くなって胸が痛くなる病気を
狭心症、と呼びます。
血管が狭いので運動すると血液の流れが悪くなって、
そういう時だけ胸痛が出るのが、労作性狭心症。
安静の時でも胸が痛くなるのは、心筋梗塞に
なりかけの、不安定狭心症、と呼びます。
急性心筋梗塞を診断するのに最も大事なのは問診で、
それ以外で重要なのは心電図の検査です。
そして、血液検査や心エコーなんかも使って、最終的には
心臓カテーテル検査で診断するんですよ。
心臓カテーテル検査までいって、急性心筋梗塞だ、
って診断したら、そのままカテーテル治療を行って、
血管を広げて血液が流れる様になるようにします。
そして、その後に血液が固まりにくくなる薬とか、
心臓を保護する薬、コレステロールを下げる薬を
飲んでもらったり、食事・運動療法も行います。
そんな急性心筋梗塞なんですけど、これには原因があって、
年齢が高くなれば当然なりやくなります。
それ以外に、タバコを吸っていたり、糖尿病や高血圧、
脂質異常症などの病気があると、動脈硬化が進んで
急性心筋梗塞になりやすいんです。
心筋梗塞っていうのは、生活習慣病の一種ですから、
予防するために一番重要なのは生活習慣の改善です。
具体的には、食事で塩分やカロリーを制限したり、
適度な運動をするのが良いです。
それに、タバコを吸っている人は、やめるのが一番っす。
そして、血圧や血糖値、コレステロールの値が高い人は、
薬をきちんと飲んででも下げる事が、
心筋梗塞にならないために、非常に重要なんですよ。
そんな訳で、本日は「急性心筋梗塞、総まとめ」でした。
そいじゃあ、今日はここまで。
いつものように、下にまとめを書いておきまーす。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今日のまとめ】
●急性心筋梗塞、総まとめ
本文を読んでね！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
今日で、急性心筋梗塞についても終わりでーす。
大事なのは、生活習慣病だから、食事や運動、
そして禁煙するのがとっても大事だ、って事。
それと、血圧や血糖値、コレステロールが高いと
心筋梗塞になりやすいから、食事・運動療法をして、
ダメならきちんと薬を飲んでね、って話ですわ。
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次からは何の病気にしようかな。
専門分野以外の病気だと、自分も勉強しないといけないから、
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