■健康になれば毎日が楽しい!映像作家・DJ 高城剛が教える「高城式健康法」 季節の変わり目には、体調を崩しやすい人が多くいると思います。 今週は、免疫のお話です。
良い健康状態を存分に発揮するために、まずは「身体に良いもの」を食べたり、「心に良いもの」を感じたりすることが大事なわけですが、「身体に良い」ものもあるということは、「身体に悪いもの」も当然あるわけで、そして「心に悪いもの」もあるわけです。
個々の心身共に健康である秘訣は、できるだけ良いエネルギーを取って、できるだけ悪いエネルギーを入れないことにあります。これは、日常的な食事から人間関係まで、僕らの身の回りにある出来事やあらゆるものにあてはまります。
この悪いエネルギーを入れない力を、一般的に「免疫力」と呼びます。免疫力とは生体の防衛システムで、病気に対する抵抗力としても使われる言葉ですが、免疫力の力が及ぶ範囲は病気に限りません。心身共に悪いエネルギーすべてに抵抗する力だと考えていいでしょう。
この免疫力は「自然治癒力」とも呼ばれ、特に東洋医学で、人間が生まれながらに持っている病に打ち勝つ力、生得的に備わっている病気や環境に対抗する力、また心の作用による免疫システム全般を指し、バランスよく体調を整えることだと考えられています。免疫力は身体的な病気に抵抗する力だけにあらず、心の問題を引き起こす悪いエネルギー全般に抵抗する力でもあり、システム全般を指す言葉なのです。
わかりやすく言えば、あなたにとって苦手な人が発する悪いエネルギーから身を守る力も、免疫力なのです。日本の諺で「病は気から」とありますが、まさに悪いエネルギーを受け取ってしまうことから、心身共に病ははじまるのです。
「病は気で勝つ」という日本の諺もあります。一般的には病気になる前に(症状として出る以前に)、どこかで気がつかないうちに悪いエネルギーを受け取っているのです。それは、ウィルスや食べ物のような物理的な場合もあれば、目に見えないエネルギーの場合もあります。悪いエネルギーを知らず知らずのうちに日々受け取ってしまい(時には毎日少しづつ)、徐々に免疫力が弱まれば、やがて、身体や心に問題となって現れ、そして、心が身体のことをわからなくなり、身体が心のことがわからなくなって心身が分離してしまいます。
通常であれば身体や心は、いつもお互いににメッセージを出す関係にあります。「おなか減った」から「なんか疲れた」まで、様々なメッセージを心身互いに出し合っていますが、なにかのきっかけに心身が分離してしまうと、そのメッセージをお互い受け取る事ができなくなってしまいます。さらに悪化すると、気がつかないうちに事故や社会的な問題を起こし、生命の危機にまでなってしまうものです。この心身をつなぎとめるのが、免疫力の役目でもあるのです。
また、人間が死を迎えると、魂がどこかへ帰るという話を聞きますが、ここで大事なことは、そのような魂の輪廻転生ではなく、魂をこの地上に身体を通じてつなぎとめておく力も免疫力だと僕は考えています。実は、「気」を抜くと、事故を起こしやすく、その瞬間に魂は身体から飛び出ようとしますので(飛び出ると死んでしまいます)、それを身体に残そうとする力が免疫力ということになります。大病にかかった際や事故にあった際など、免疫力が低ければ抵抗できずに魂は身体から去っていくのです。ですので、この免疫力が、身体と心、そして魂を正しくつなぐ力に他ならないのです。
免疫の力は、人々が想像する以上に大切な存在、いわば命の絆なのです。 |
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