| 辛坊治郎メールマガジン | | TVレギュラーを多数抱えるニュースキャスター、ジャーナリスト、シンクタンク経営者の辛坊治郎氏が、政治・経済の最新トピックを誰にでもわかりやすく解説。ニュースでは報道されない裏情報が好評。時事問題をダジャレで紹介するコーナーや、最新メディア論などで楽しく知識を増やせる。月額315円、初月無料でお試し購読も可能。 | | | 辛坊治郎 | | | 週刊 | | | 315円/月 | | レビュアー:加倉井路子 | まぐまぐから出ている有料メルマガの、ほぼ全てに目を通すアラサー女子。幼少より哲学に興味を持ち、学生時代はラテン語を学ぶ。趣味は家電店巡り。 | | | 都知事選、衆院総選挙で目が離せない! 思惑渦巻く政治報道の裏ネタを入手せよ
都知事選、衆院総選挙が間近ということで、大きな注目が集まっている政治ニュース。その報道の舞台裏には、何が隠されているのだろうか。決して一般人が知ることができないそんな極秘情報を伝えてくれるのが、TVレギュラーを何本も抱え報道現場の最前線で活躍している辛坊氏のメルマガ。低解除率ランキングトップ10に入っている、唯一の政治系メルマガである。
最新号(第91号)に掲載されていたのは、今話題の東京都知事選についての裏情報。先日辛坊氏は番組出演前に、その時点で出馬が取り沙汰されているある人物(その人物が誰であるかは、メルマガ内ではそれとなく明かされている)から、次のような伝言を受け取ったという。「『今日は辛坊ちゃんがどんなに聞いても、立候補の表明はしないから、(中略)オレ、もう少しテレビ出ていたいから』」。
この言葉の意味するところは、すました顔をして報道関係者の横を通り過ぎる候補者達が、本心では少しでも長くテレビに出ていようと企んでいて、話題性を高めるためにギリギリまで出馬の意思を明らかにせずひたすら引っ張るという、票集めの姑息な戦法を使っているという残念な事実だ。候補者たちは、自分の対抗馬を確認してから出馬の判断をしたいがためになかなか出馬表明をしない「後出しじゃんけん」を延々と続けているのだそうだ。道理でいつまでたっても立候補者が出そろわないわけである。政治家の本音と選挙報道のカラクリを知って興醒めすると同時に、以前の選挙の時自分がまんまと踊らされていたことを自覚し、やり場のない憤りを感じた。知らないということは操作される危険と隣り合わせなのだと実感させられる。
同じく時事ネタにもう一つ、興味深い情報があった。新聞社がよく実施する世論調査、実はそのすべてが新聞に掲載されるわけではない。そうした非公開で終わる項目の中には、「次の東京都知事は誰がよいか」といった質問がこっそり紛れ込んでいるらしい。その集計結果が選挙前になるとどこからか漏れてきて、報道関係者の間で秘密裏にやり取りされているのだという。
今回流れてきた都知事候補の調査結果で、単独過半数が取れそうなほど圧倒的な票を集めた人物は、あの伝言をくれた人物だったそうだ。その情報をもとに辛坊氏が展開する、その人物が選ばれた理由の分析、他の出馬候補予測、想定できる都議会議員の動きは理路整然としていて秀逸だった。毎回これほど貴重・ディープ・タイムリーな情報を教えてくれるメルマガだけに、次が待ち遠しくなり解除したくなくなるのもうなずける。次の号では、ぜひ衆院選についてのインパクトのある情報を期待したい。
最後に一点。「これぞおやじギャグ」ともいうべき低いレベルで攻めてくる、中盤のダジャレコーナーには注意を要したい。しっかりと読まないと、まるで笑いどころがわからない。しかし笑いどころに気がついても、どうにも笑えない。このコーナーは、時事ニュースをおさらいしながら、上司のつまらないギャグに間髪入れず笑いを添える"世渡り能力"を磨くために読むものなのだろうか。(メルマガ評論家 加倉井路子) |
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