さて、堂々とした仁王門をくぐり、境内へ。まず、目に飛び込んできたのは、茅葺き屋根の鐘楼でした。ひときわ風情を醸し出していましたが、実に300年以上の歴史を誇っているそうです。いつものように本堂・大師堂を参拝した後、しばしの休憩。そして、16時に寺を出発しました。次の札所は第四十三番明石寺で、寺までの道のりは約10.6km。ただし、今日は仏木寺から700mほど先にある『民宿とうべや』まで歩き、終了することにします(時間は少し早いのですが、この先しばらく宿がありません)。
翌朝、7月31日、遍路二十八日目、晴れ。7時に宿を出発。すぐに県道31号線を逸れ、旧遍路道へ入り、稜線を登りました。標高差110mの登り坂を約1.2km歩きます。いったん県道31号線に合流した後、再び旧遍路道へ。東屋へ続く階段から山道へ入ります。最初の200mは急坂で、途中、鎖を使って登る場所がありました。その後、なだらかな登り坂を700mほど歩くと、歯長峠に到着(標高差180m)。ちなみに、このルートは、昭和45年にトンネルができるまでは、三間と峠向こうの宇和を結ぶ唯一の生活道だったそうです。
さて、約1.5km歩き、峠を下ると、肱川にぶつかりました。川を渡った後は、川沿いの県道29号線を東へ進みます。3.5kmほど歩いた後、西予宇和インター手前で、右に逸れ、岩瀬川を約2kmさかのぼると明石寺に到着です。仏木寺から明石寺へは、時間にして約3時間半、万歩計によると18,270歩の行程でした。 | | 同、本堂
歯長峠への遍路道 ●今回の歩数と総歩数
四十二番札所・仏木寺〜 四十三番札所・明石寺
歩数:1万8,270歩
一番札所・霊山寺から
総歩数:103万3,627歩 | |
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