| スーパーオモコロメールマガジン | | 「地獄のミサワ」でも有名な、バーグハンバーグバーグが運営するお馬鹿サイト「オモコロ」のスペシャルメルマガ。サイトでは読めないスペシャルコーナーや、人気スタッフのインタビューなど、ギャグセンホルダー(ギャグセンスの持ち主)を自負する貴殿を満足させるコンテンツラインナップが堪能できる。初月無料。まぐポイント対応。 | | | オモコロ | | | 週刊 | | | 315円/月 | | レビュアー:加倉井路子 | まぐまぐから出ている有料メルマガの、ほぼ全てに目を通すアラサー女子。幼少より哲学に興味を持ち、学生時代はラテン語を学ぶ。趣味は家電店巡り。 | | | オモコロって、それ、どういう意味なの? 多分、今あなたが考えたそれじゃないかも
今週取りあげるのは「ライフ系メルマガバックナンバー売り上げランキング」にランクインしたメルマガから、「地獄のミサワ」で一躍有名になった面白サイト「オモコロ」の配信しているスペシャルコンテンツ満載メルマガ、『スーパーオモコロメールマガジン』。サイトでは読めないオリジナルコーナーや、人気スタッフのインタビューなど、ギャグセンホルダー(ギャグセンスの持ち主)を自負する貴殿を満足させる秀逸なコンテンツラインナップが堪能できる、スペシャルなメルマガだ。
そもそも「オモコロ」とはどういう意味かというと、「面白くなければ殺してもいいです!」というドMの懇願でもなく、「面影がコロッケに似ている」という前世の記憶でもない。実は「おもりをつけた家政婦にコロッケを作るアルバイトをさせたいという強い思い」から名付けられた、と言われている。しかしもはやそんなことは、考えるだけ脳内で無駄にブドウ糖を消費するだけだ! オモコロはナンセンスギャグ専門ゆえ、意味を探るなど野暮というものだ。
そこで、人生の無駄を承知で4月6日の最新号Vol.35-2「変態ライター盛岡の正体とは!?」を読んでみた。
「オモコロ副編集長の挨拶」 ツイッターの話題についていこうと、コミック『黒子のバスケ』の中古をAmazonで安く買おうとしたものの、高い配送料で結局安くなかったというキセキのストーリー。面白さは軽いジャブ程度。
「今週のお悩み」コーナー かかりつけの歯科医がオモコロのライターさんに似ていて笑いそうになるという相談。回答は歯医者ならではの、激痛妄想炸裂! エロ・グロ・ナンセンスの三拍子がそろった、バランスのよい展開。最後の「ご清聴ありがとうございました。」には、やらかした……否、やりきった感がにじみ出ている。
「ヨッピーの世直し講座」 コスプレ企画ネタ撮影に忙しいヨッピー氏のアホな日常を、脱サラ時の上司視点を交えながら語るという、ペーソス漂うエッセイ。置いてきぼりの読者はすぐに賢者モードに。人間性の残り汁をすべて搾りきったような、ちょっぴり違法性を含んだ最後の捨て台詞は、哀愁マックス。ブラックユーモア、極まれリ。
「ズッキーニのズッとキニなる!」 早朝から自転車でゴミ置き場を徘徊する近所の中年男性が気になるという話。「エロに飢えた、孤独な男の顔」に、ふと子供時代の自分を重ねるズッキーニ。懐古系下ねたで、オチが「すべらない話」風にまとまっていてまあまあ上手い。
「スタッフインタビュー」 タイトルとおり、「オモコロ」の運営に携わるスタッフへのインタビュー企画。しかし"インタビューは3回やったら1回休み"ということで、今号はお休み。
「Q&A」 プロレス談義。まじめな解説で笑いほとんどなし。「質問募集中!?まだまだ募集中です! 助けて!」とあるので、今のタイミングでちょっと無意味な質問を投稿したら、すぐに掲載してもらえるかもしれない。
有名な「地獄のミサワ」の作者は、ネットでネタ投稿していて声をかけられたのがきっかけだったというから、このQ&Aを足がかりにナンセンスギャグ業界にデビューするという野望も、努力次第では行けるかも。 (メルマガ評論家 加倉井路子) |
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