2012年7月6日金曜日

「やぶ医師のひとりごと」 アトピー性皮膚炎、総まとめ

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 337号  ◆
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 <本日のテーマ>  アトピー性皮膚炎、総まとめ
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皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。



今日も、元気を出して行きますよ〜♪

「アトピー性皮膚炎」について。



結構長くなっちゃったんで、そろそろ終わりにしますね。

そんな訳で、今日は「アトピー性皮膚炎、総まとめ」です。



 ●アトピー性皮膚炎とは

  ○アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを

   繰り返す、かゆみのある湿疹を特徴とする皮膚疾患。

  ○多くの患者は、皮膚が乾燥しやすい体質とアレルギーを

   起こしやすい体質(アトピー素因)を持っている。
  
  ○アトピー性皮膚炎は、小さい子に起こりやすい病気。

  ○20歳以下のおよそ10人に1人がアトピー性皮膚炎。

  ○アトピー性皮膚炎は、遺伝による体質、

   環境などが関与し発病する、と考えられている。

  ○アトピー性皮膚炎の治療は、塗り薬、飲み薬、
 
   そして、スキンケアなどがある。



 ●アトピー性皮膚炎の症状

  ○アトピー性皮膚炎の症状は、「かゆみ」と「湿疹」。

  ○湿疹が出やすい場所は、顔や首、肘や膝のくぼみ。

  ○小さい子供の時は発疹は頭、顔(おでこ、目のまわり、

   口のまわり、耳の下)、首、にはじまり、

   肘・膝・手首などの関節周囲、背中やお腹に拡大。

  ○思春期、成人期になると、上半身(顔、頸、胸、背中)

   に皮疹が強い傾向がある。



 ●アトピー性皮膚炎の特徴

  ○急性期の皮疹は、赤みがあって、

   水分が浸み出して、ジクジクした感じ。

  ○慢性期の皮疹は、皮膚が厚くなって、

   ゴワゴワした状態になる。

  ○眉毛の外側が薄くなる(ヘルトゲ兆候)。

  ○発赤した皮膚をなぞると、しばらくして

   なぞったあとが白くなる(白色皮膚描記)。

  ○乾燥して表面が白い粉を吹いたようになり、

   強い痒みを伴う。

  ○慢性化すると、鳥肌だったように

   ザラザラしたものができ、皮膚が次第に厚くなる。

  ○思春期以降は、手指に症状が表れ易くなり、

   爪元から第二関節あたりが特に酷く荒れやすい。

  ○児童期が湿潤型、思春期以降は乾燥型の

   皮膚炎を起こす事が多い。



 ●アトピー性皮膚炎の原因

  ○体質に関連する原因

   ▲アトピー素因

   ▲皮膚が乾燥しやすい素因


  ○環境に関連する原因

   ▲アレルギーに関係するもの

    食物(卵、牛乳、小麦、など)、ダニ、

    ハウスダスト、花粉、ペットの毛、等。

   ▲アレルギー以外のもの

    皮膚を掻いたりこすったりする事、

    汗、乾燥、石鹸や化粧品、日光(紫外線)等



 ●アトピー性皮膚炎の診断

  ○問診、視診、触診

  ○VAS (visual analog scale)

   主観的な掻痒の程度の指標の事。

  ○血液検査

   好酸球、IgE、TARC 、など。

  ○アレルゲンの検査

   IgEラスト法(血液検査)、皮内検査、

   パッチテスト、スクラッチテスト、



 ●アトピー性皮膚炎の重症度

  ○軽 症:面積に関わらず、軽度の皮疹のみみられる。

  ○中等症:強い炎症を伴う皮疹が

   体表面積の10%未満にみられる。

  ○重 症:強い炎症を伴う皮疹が

   体表面積の10%以上、30%未満にみられる。

  ○最重症:強い炎症を伴う皮疹が

   体表面積の30%以上にみられる。



 ●アトピー性皮膚炎の治療

  ○スキンケア

   ▲皮膚の清潔を保つ

   ▲皮膚の保湿

  ○悪化の原因探しと対策

  ○薬物治療

   治療の目標は、日常生活が普通に送る事が出来る事。

   ▲塗り薬(外用薬)による治療

    ■ステロイドの塗り薬

     強さによって5段階のランクがあり、

     重症度、炎症が起きている場所などで使い分ける。

    ■ステロイド以外の塗り薬(免疫抑制外用薬)

     ステロイドの塗り薬より副作用が少ないので、

     顔や首などによく使われる。

   ▲飲み薬(内服薬)による治療

    ■かゆみ止めの飲み薬

    ■ステロイド、免疫抑制薬の内服

    ■漢方薬の飲み薬

   ▲紫外線放射療法(PUVA療法)



   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆



アトピー性皮膚炎っていうのは、その名の通り

皮膚の病気なんですけど。

具体的には、良くなったり悪くなったりを繰り返す、

かゆみのある湿疹を特徴とする皮膚疾患です。



患者さんの多くは、アレルギー体質を持っていて、
  
特に小さい子に起こりやすい病気です。



アトピー性皮膚炎の症状は痒みと湿疹で、

湿疹が出やすい場所は、顔や首、肘や膝のくぼみで、

年齢によっても少しずつ変わっていきます。



アトピー性皮膚炎の急性期の皮疹は、

赤みがあって、水分が浸み出すようね、ジクジクした感じ。

慢性期の皮疹は、皮膚が厚くなって、

ゴワゴワした状態になる、というのが特徴です。



また、児童期は湿潤型、思春期以降は乾燥型の

皮膚炎を起こす事が多いです。



アトピー性皮膚炎にはアトピー素因(アレルギー体質)や

皮膚が乾燥する素因など、遺伝が関係しています。

そして、遺伝だけでなくって、食物や汗、乾燥など、

環境も原因として関係があります。



診断に関しては、話を聞いたり、皮膚を見るのがすごく大事で、

それ以外に、血液検査やパッチテストをする事もあります。



重症度は、当たり前と言えば当たり前ですけど、

炎症を伴う皮疹の面積が広いほど重症になります。



アトピー性皮膚炎治療の原則は、「スキンケア」、

「悪化の原因探しと対策」そして、

「くすりによる正しい治療」の3つです。



スキンケアの基本は、洗う事と、保湿をすること。

これがすごく重要で、スキンケアと薬でも良くならない場合は

悪化の原因探しや対策を行う場合もあります。



薬物療法の中心になるのは、塗り薬で、具体的には

ステロイドや免疫抑制薬の塗り薬がメインです。



塗り薬では不十分な場合や痒みが強い場合には、

かゆみ止めの飲み薬や、ステロイド、免疫抑制薬とか、

漢方薬の内服を追加する事もあります。

それ以外に、紫外線放射療法(PUVA療法)

という治療もありますよ。



そんな訳で、本日は「アトピー性皮膚炎、総まとめ」でした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【今日のまとめ】


 ●アトピー性皮膚炎の、総まとめ

  本文を読んでね!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



【編集後記】

やっと終わりましたね、アトピー性皮膚炎。

最後の方、治療は長くなっちゃって、すいません。



大事なのは、アトピー性皮膚炎には、遺伝と環境が関係していて、

治療で大事なのはスキンケアと塗り薬。

そいで、ステロイドっていうのは、悪ではなくて、

上手に使えば、特に塗り薬はすごく良い薬ですよ、

って話ですわ。



そんなわけで、アトピー性皮膚炎に関しては今日で終わりです。

来週からは、何の病気についてやろうかなー。



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