2012年2月3日金曜日

「やぶ医師のひとりごと」 変形性膝関節症の治療2

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 316 号  ◆
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  <本日のテーマ> 変形性膝関節症の治療2
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皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。

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昔は不治の病と言われていた「ガン」ですけど。

最近は、いろんな検査や治療が開発されて、

早期発見、早期治療が可能になってきました。

一般的なガンの治療としては、手術、抗がん剤、

そして放射線治療があるんですけど。

場合によっては、そういった西洋医学に加えて、

漢方薬のような東洋医学を合わせる治療もあるんですよ。

そういう治療を行った人の喜びの体験談が、

たくさん届いていますので。

興味のある人は、チェックしてみてね!

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今日も、元気を出して行きますよ〜♪

「変形性膝関節症」について。

まずは、先週までの復習。

 ●変形性膝関節症とは

  ○膝の関節が痛くなって、最終的には変形する病気。

  ○日本に約700万人も患者がいる。

 ●変形性膝関節症の症状

  ○初期の症状

   ▲立ち上がる時とか、体重をかける動作の時に

    「膝の違和感」や、「膝の痛み」が出る。

   ▲しばらく休むと膝の痛みがなくなる事が多い。

   ▲更に進むと、階段昇降時や平地歩行でも痛みが出る。


  ○中期の症状

   ▲痛みがはっきりと自覚できるようになり、

    膝の曲がりが悪くなる。

   ▲しゃがむ、正座をする、という動作がつらくなる。

   ▲更に、炎症が進むと膝の周囲が腫れ、熱を持つようになる。


  ○末期の症状

   ▲更に痛みがひどくなると、日常生活に支障が出る。

   ▲膝をかばって動かさなくなると、

    膝関節の可動域が制限され、関節の拘縮が起こる。

   ▲外見的にも関節の変形が目立つようになる。

 ●変形性膝関節症の種類と原因

  ○一次性変形性膝関節症
 
   ケガや病気等、はっきりとした原因はない場合。

   変形性膝関節症の9割を占める。

  ▲一次性変形性膝関節症の危険因子

   □加齢、女性

   □筋肉の衰え、肥満

   □膝への負担の大きいスポーツの習慣

   □O脚(おーきゃく)や偏平足など足部の変形


  ○二次性変形性膝関節症

   原因となるケガや病気がある変形性膝関節症。

  ▲二次性変形性膝関節症の危険因子

   □膝周辺の骨折による関節軟骨の損傷

   □靭帯損傷、半月板の損傷

   □膝蓋骨の脱臼、ねんざ

   □慢性関節リウマチ 

   □痛風、偽痛風(関節軟骨石灰化症)、など

 ●変形性膝関節症の診断、検査

  ○問診(もんしん)

  ○視診(ししん)、触診(しょくしん)

  ○膝のレントゲン写真、MRI、CT

  ○関節液検査、血液検査

 ●変形性膝関節症の治療

  ○生活指導

   ▲減量、杖を使う

   ▲正座を避ける


  ○理学療法

   ▲運動療法

    1、太ももの筋力アップ

    2、ウォーキング(歩行習慣)

    3、ストレッチ

   ▲温熱・冷却療法

    慢性期の痛みは暖めて、急性期の痛みは冷やす。

「変形性膝関節症」というのは、その名の通り、

膝の関節が変形してしまう病気の事です。

年月が経つほど、徐々に関節に負荷がかかって、

膝の痛み等の症状が出て、最終的には変形していまいます。

変形性膝関節症の症状としては、膝の違和感とか、

労作時の膝の痛み、などが初期には多いです。

だんだん重症になると、痛みも強くなり、膝の曲がりも悪くなり、

膝が腫れたり、膝に水が貯まったりする事もあります。

更に進むと、膝関節が変形し、動きにくくなります。

そいで、変形性膝関節症のほとんどが、ケガや病気等、

はっきりとした原因はない一次性変形性膝関節症です。

高齢者や女性、肥満、O脚、筋肉の衰え、

膝への負担の大きいスポーツの習慣、などがあると、

変形性膝関節症になりやすくなってしまいます。

変形性膝関節症の診断は、基本的には問診、触診、視診と

膝のレントゲン写真なんですけど、場合によってはCTや

MRIを撮る事もあります。

治療は、減量して膝の負担を減らしてもらう、

膝に過度の負担をかけない、等の生活指導。

そして、変形性膝関節症の悪化を防ぎ、

痛みを軽減させるために、運動療法や

温熱・冷却療法を行うよ、って話でしたね。

    ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

それでは今週も、「変形性膝関節症」について。

本日は、先週に続いて「変形性膝関節症の治療」です。

 ●変形性膝関節症の治療2

先週書いた通り、変形性膝関節症の治療は生活指導、

理学療法、そして薬物療法の3つが中心になります。

これらの保存療法でも改善しない、重症の膝関節症に

対しては手術による治療が行われる場合もあります。

そいじゃあ、今週は薬物療法と手術に関して、

もう少し具体的に見ていきましょう。

  ○薬物療法

薬を飲んだり注射をしたら、すり減った軟骨が増えちゃった、

なんて事は当然ありません。

なので、変形性膝関節症で使われる薬はいくつかありますが、

それらは病気そのものを治すためのものではなくて、

あくまでも、痛みを取ったりして症状を軽くして、

回復を助けるためのものです。

こういうのを、医学用語で「対症療法」と呼びます。

   ▲飲み薬(内服)

消炎鎮痛剤、いわゆる「痛みどめ」を飲んでもらう治療です。

膝の痛みや炎症を抑えるために飲み薬を使います。

ボルタレンとか、ロキソニンという薬が有名ですね。

   ▲外用薬

外用薬というのは、湿布(シップ)や軟膏の事です。

飲み薬の事を内服というのに対して、体の外に貼ったり塗ったりする

薬なので、外用(がいよう)薬という呼び方をします。

これも、膝の痛みや炎症を取るために使います。

飲み薬はずーっと飲んでいると胃に悪いとか、

腎臓も悪くなりやすい、とか副作用もあるので、

なるべく痛い時だけ飲んで、長期間飲むのは避けたいです。

シップの場合は、皮膚が弱い人は注意が必要ですけど、

貼るだけなんで比較的副作用は少ないです。

   ▲座薬

飲み薬と同じ成分の座薬もあって、これも痛みを取ったり、

炎症を抑えるために使います。

お尻にさすと、粘膜からすぐに吸収されるので、

飲み薬よりも更に早く効果が表れます。

お尻から挿すので、痔(じ)のある患者さんとか、

高齢者とかでは使いにくい場合もあります。

   ▲関節内注射

膝関節に直接「ヒアルロン酸」という軟骨や関節の中に

含まれている成分を注射する治療です。

ヒアルロン酸を注入すると、膝のすべりが良くなって、

痛みも抑える事ができます。

膝の悪い高齢者の方で、膝に注射してもらっている人って、

結構な数いるんで、なんとなく聞いたことある人もいますよね。

あれはたいてい、ヒアルロン酸を注射しているんですよ。

炎症の強い場合は、ステロイドを注射する場合もあります。

  ○手術療法

生活指導や運動療法、温熱・冷却療法や薬による治療を

行っても症状が改善しない場合もあります。

そういう時は最後の手段、「手術」を行います。

   ▲関節鏡視下手術

関節鏡と呼ばれる4mmほどの太さの棒状の器具等を

6mm程度切開した2-3箇所の穴から膝内部に入れて行う手術です。

関節に水がたまる例、ひっかかり、異常音等半月板損傷、

軟骨損傷、関節遊離体が原因と考えられる例などで行います。

重症例では効果がないので、比較的軽い症例しかやりません。

膝関節内の洗浄をしたり、異常に増えた滑膜を切り取ったり、

変性・断裂した半月板の部分的に切り取ったりする手術です。

   ▲高位頚骨骨切り術

O脚(おーきゃく)を矯正する手術です。

手術をして膝がまっすぐになると、磨り減った内側の関節軟骨への

負担が減り、残っている外側の関節軟骨で

体重を支えることができるようになるので、

時間とともに膝の痛みがやわらいできます。

骨を切ったあとは、骨折をした場合と同じように

骨がきちんと治癒するまで体重をあまりかけないでおく

必要があります。

そのため、やや長い入院と治療が必要で、回復には半年近く

かかるため、手術を受けられる人は限られます。

   ▲人工関節置換術

変形性膝関節症の中でも最も重症で、関節が大きく変形して、

痛みも取れなくて生活するのにも困っちゃう、という場合に行う手術です。

その名の通り、膝関節そのものを人工関節に置き換える手術で、

金属プレートやクサビ型の骨を埋め込んだり、大掛かりな手術です。

だいたい、一か月くらい入院が必要になります。

ほとんどの場合で動作と機能が改善し、痛みも劇的に治まります。

関節軟骨が完全にすり減った人でも出来る手術なんですけど、

人工関節も永久に使える訳ではありませんから。

人工関節もすり減ったり、ゆるんだりして寿命があるので、

使えなくなったら、再手術しないとダメなんですよ。

だから、ほとんどの場合は高齢者の方に行う手術です。

そんな訳で本日も、「変形性膝関節症の治療」についてでした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。

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【今日のまとめ】

 ●変形性膝関節症の治療2

  ○薬物療法

   ▲飲み薬(内服治療)

   ▲外用薬:湿布(シップ)、軟膏。

   ▲座薬

   ▲関節内注射


  ○手術療法

   ▲関節鏡視下手術

   ▲高位頚骨骨切り術

   ▲人工関節置換術


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【編集後記】

私は循環器内科なので、高齢者の方をたくさん見ているんですが。

膝が悪いとか、腰が悪いとかで、整形外科にも

一緒にかかっている人が多いんですよ。

人間、年を取ると関節もガタきますから、しょうがないですかね。

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