ウクライナ情勢ですが、数か月前と今では、全然違うことになっています。安倍総理は、ウクライナに行かれる前に、その変化について知っておくことが大事です。
簡単におさらいしてみましょう。
2014年2月、親ロ・ヤヌコビッチ大統領がロシアに亡命。ウクライナに、親欧米・反ロシア新政権ができました。
2014年3月、ロシアは、クリミアを併合。これで、アメリカは、日本と欧州を巻き込んで「経済制裁」をかすことにしました。制裁内容は、ドンドン強化されていきます。
2014年4月、ロシア系住民の多いウクライナ東部(ドネツク、ルガンスク州)が独立を宣言。ウクライナ新政府はこれを認めず、内戦が勃発します。
2014年5月、大統領選挙でポロシェンコが勝利。
2014年6月、ポロシェンコが大統領に就任。しかし、内戦はつづく。
2014年9月、ウクライナと東部親ロシア派は停戦に合意(=ミンスク合意)。しかし、この停戦合意は、長続きせず、実質内戦状態がつづく
2015年2月、今度は、プーチン・ロシア大統領、メルケル・ドイツ首相、オランド・フランス大統領、ポロシェンコによる2度目の停戦合意(=ミンスク2)。ミンスク2は、ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランス首脳による合意であり、ミンスク1よりも強い。
そして、なんやかんやとウクライナの平和は維持されている。
「最近、ウクライナの話聞かないよね〜〜〜〜」 「最近、プーチンの話聞かないよね〜〜〜〜」
というのは、そういうことなのです。
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